気がついてみると、もう1200回目の記事になるんですね。
エントリ数を意識していなかったので、1000回目も知らぬまに過ぎてしまいましたが、
57回目の誕生日を明日に控えたクリスマス・イヴに、
ブログのアニヴァーサリーを迎えられるのは、ちょっと嬉しい気持ちがします。
軽い気持ちでうっかり始めてしまった、1回目の2009年6月2日。
それから一日おきの更新を1度も休むことなく、6年半続けてきたこと自体は、
なんでも始めると長続きする性分なので、さしたる感慨もないんですが、
3.11で驚天動地となった本業のかたわら、
このブログを続けてこれたことについては、いろいろと思うところもあります。
それは、自分が心から愛する音楽を「書く」という行為が、
自分と向き合う大事な作業となっているのを、あらためて確認できたことです。
ブログを始める前までは、非公開の日記こそが自分と向き合う作業だと思っていましたけれど、
読み手を強く意識したブログの方が、自分自身と深く対話していることに気づいたんですね。
日記は、感情のおもむくままに書き散らすだけの、ハキダメみたいなところがあって、
決して人に見せることのない安心感が、オノレの醜悪を露骨に示してもいて、
後で読むと、恥ずかしいを通り越して、自己嫌悪に陥ることもあるんですよねえ。
でも、日記にはセルフ・カウンセリングみたいな役目もあるから、
これはこれで、自分にとっては大切なものなんですけれども。
「ディスク・ハンティング」というレコードの購入記録も、
備忘録として、もう四半世紀以上書き続けているんですが、
こちらも日記と同じで、放言を炸裂させてるものだから、
とても人さまにお見せできるようなシロモノじゃありません。
その昔、ごく親しい友人だけに、メルマガとして公開していた時期もありましたが、
ブログを始めたのを機に、日記同様非公開に戻して、
思いの丈(毒?)を吐き出したい時は、こちらに書くようにしています。
日記52年、ディスク・ハンティング26年、ブログ6年、フェイスブック4年。
新旧付き合いの長さはそれぞれですけれど、うまいこと棲み分けされているようで、
忙しかろうが、時間がなかろうが、これからも続いていくみたいです。
書くことは、ぼくにとって生きること、そのものになっています。
1200回目は、山内雄喜さんの『ハワイアン・クリスマス』をBGMに書きました。
このブログが、お読みいただいているみなさんの音楽生活に役立ちますよう。
今日も読みに来ていただいて、ありがとうございます。
山内雄喜 「HAWAIIAN CHRISTMAS」 リスペクト RES3 (1995)