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ブラジルの新たなるギター弾き語りライヴ名盤 ダニーロ・モラエス

スゴいな、ライヴでこの完成度って。 まるでスタジオ録音なみのクオリティじゃないの。 しかもギター一本の弾き語りというところが、 ギター弾き語り王国、ブラジルならではでしょうか。 ジョアン・ジルベルト、ジョアン・ボスコ、セルソ・フォンセカという先達が残した 弾き語りライヴ名盤のラインナップに、本作も加わりますね。 サン・パウロのシンガー・ソングライターというダニーロ・モラエス。...

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アンゴラの美メロ・シンガー・ソングライター マティアス・ダマジオ

とろっとろの甘さ。 この人もまたアンゴラの美メロ・マスターといえそうな、 マティアス・ダマジオであります。 美メロ曲で埋め尽くされた“POR AMOR”。大ヒットとなるのも当然ですね。 オリジナルは15年にリリースされましたが、ポルトガルの人気シンガー、 エベル・マルクスをフィーチャーした‘Loucos’ が16年にポルトガルで大ヒットし、 この曲をオープニングにすえ、曲順、ジャケットを変えて...

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知られざるポップ・ムラユの傑作 キキ・タウフィク

「ポップ・ムラユ・クレアティフ」のタイトルが付いたアルバムというと、 15年に出たイイス・ダリアの傑作が忘れられないんですけど、 https://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2016-06-17 その2年前にすでにこんなアルバムが出ていたんですねえ。 チャチャチャで始まり、途中からザッピンに変わるオープニング曲から、...

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ポップ/歌謡路線へ回帰するダンドゥット フィア・ファレン、ネラ・カリスマ

    ダンドゥットの新作から20年近く遠ざかっていたのは、 コプロやハウスといったディスコ化のせいもありますけれど、 CDが制作されなくなり、音楽配信が中心となってしまった影響が大きいですね。 なんせインドネシアでは、ケンタッキーフライドチキンでしか買えないCDが、 中産階級以上のミュージック・シーンを象徴するようになってしまったんだから、...

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ブルキナベ・ファンク・ジャム ババ・コマンダント&ザ・マンディンゴ・バンド

サイケ趣味を炸裂させて、世界の秘境音楽をディグしていたはずの サブライム・フリークエンシーズが、 最近はいったいどうしちゃったんですかね。 オコラのシャルル・デュヴェーユの仕事を集大成したかと思ったら、 最近ではデベン・バッタチャルヤのアンソロジーですよ??? 正統的な民俗音楽研究とは、一線も二線も三線も画していたはずのレーベルが、...

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トゥアレグ新世代ギター・バンド イマルハン

アルジェリア南部タマンラセット出身のトゥアレグ人バンド、イマルハンの2作目。 今年2月に出ていたのに、まったく気付かなかったのはウカツでした。 2年前のデビュー作が、優れた出来だったにも関わらず、 日本ではまったく評判になりませんでしたよね。 https://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2016-05-16 新作も上出来なのに、ずっと気付かなかったほど...

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トゥアレグ版『パープル・レイン』 エムドゥ・モクタール

トゥアレグ版『パープル・レイン』ついにDVD化! これは嬉しい。観たかったんです、この映画。 ニジェールのトゥアレグ人ギタリスト、エムドゥ・モクタールが主演した 『かすかに赤みがかったブルー・レイン』です。 https://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2017-10-18 監督を務めたサヘル・サウンズの主宰者クリストファー・カークリーは、...

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冬に聴くディープ・ヴォイス アル・リンゼイ

寒くなってくると、いいサザン・ソウルであったまりたくなります。 ということで、今年の冬も嬉しいアルバムに出会えましたよ。 かすれたスモーキー・ヴォイスが持ち味のデトロイトの実力派シンガー、 アル・リンゼイの新作です。 80年代のアーバン・ソウルをホウフツさせるサウンドにのせて、 じっくりと歌い込んでいますよ。 スローでの胸をかきむしるようなノドを絞った歌唱に金縛りとなり、...

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20年代ハーレムのギター・マエストロ ボビー・リーキャン

1920~30年代に活躍したギター兼バンジョー奏者、 ボビー・リーキャンの単独アルバムが、 戦前ジャズ/ブルースの専門レーベル、フロッグから出ました。 よほど熱心な戦前音楽ファンでないと知る人もいないでしょうけれど、 ぼくにとっては、アルバータ・ハンターや マーガレット・ジョンソンの伴奏で忘れられない人です。...

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ロンドンのブラック・ディアスポラ モーゼス・ボイド・エクソダス

鳴り響くパトカーのサイレンに続いて、ヨルバ語のチャントが吟じられ、 エレクトロ・ファンク・グルーヴがすべり込んでくるオープニングに、 胸をぎゅっとつかまれました。 その昔、ロンドンにひと月ほど滞在した時によく通った、 ブリクストンやトッテナム、セヴン・シスターズといったアフリカ系移民街の街並みが、 まざまざと目の前に蘇ったからです。 UK新世代ジャズで注目を集めるドラマー、...

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ビート・センスが更新した日本語の響き 中村佳穂

日常的に日本のポップスを聴く習慣があまりないので、 あくまでも偶然耳に飛び込んできた歌に、 反応する範囲での感想にすぎないんですけれど、 最近の日本の若手の歌って、日本語の響かせかたが、 べらぼうに巧みになったのを感じます。 先日知った折坂悠太もそうでしたけれど、 日本語を英語風に崩して発声するタイプの日本語ポップスの歌唱とは、 まったく異なる語法を身に付けている人が増えたように思います。...

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ケタ違いの才能を伸ばせ RIRI

ケタ外れの歌唱力に圧倒されたRIRI の『RUSH』。 https://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2017-07-10 女子高生R&Bシンガーの逸材登場に、オジサンの胸もトキめいたわけなんですが、 その後満を持してリリースされたメジャー・デビュー作は、新作4曲があったものの、 インディ・リリースのEP2作からの5曲とリミックス1曲を収録した...

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スパイシーなクレオール音楽絵巻 エルヴェ・セルカル

タイトルの『コロンボ』とは、奴隷制廃止後の19世紀に、 インド人労働者が小アンティル諸島へもたらした香辛料のこと。 クレオール料理になくてはならないそのスパイスは、マルチニーク生まれの クレオール・ジャズ・ピアニストであるエルヴェ・セルカルにとって、 クレオールの象徴として掲げるのに、格好のものだったのですね。 5年前のデビュー作でエルヴェは、 マルチニークの太鼓歌ベル・エアー(ベレ)をテーマに、...

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三代目東京人も60年間知らず おしゃらく

この夏、『阿波の遊行』を聴いて四国の盆踊り歌にヤラれ、 https://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2018-08-12 やっぱりこういう豊かな芸能は、 地方に行かなきゃ見つからないんだろうなあなどと、 ぼんやり思ったもんですけれど、なんと今度は東京ですよ、東京。 「おしゃらく」というその名すら初耳という自分の不明ぶりが、...

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オランダで生み出した濃厚なエチオピアン・サウンド ミニシュ

エチオピアン・ポップスにはまれなジャケットのデザイン・センスに、 おぉ!と手にした、オランダ在住エチオピア人歌手ミニシュの前作。 その洗練されたジャケット・デザインが暗示するかのように、 サウンドの方もグローバル・スタンダードなクオリティのプロダクションで、 実にクールな仕上がりとなっていたのでした。 https://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2014-11-17...

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ターラブの温故知新 マトナズ・アフダル・グループ

ターラブは、アフリカとアラブとインドが出会ったハイブリットな歴史を持つ音楽。 そこに、ジャズやクラシックなど西洋の音楽も取り込んでみれば、 より複雑なアラベスク文様をみせるターラブになるんじゃない?なんて思ってたら、 そんな期待に応えてくれる、素晴らしい作品が登場しました。 ノルウェイのジャズ・ミュージシャンが、ザンジバルのターラブの音楽家と出会い、...

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トーゴリーズ・ヴードゥー・ディスコ ヴォードゥー・ゲーム

うぉ、今回はイイぞ。 トーゴのギタリスト、ピーター・ソロ率いるヴォードゥー・ゲームの3作目となる新作。 物足りなさが残った1・2作目とは、見違えましたよ。 去年トーゴ・オール・スターズのアルバムが出た時は、 ピーター・ソロがやりたかったことを先にやられちゃったねえ、 みたいな印象を持ちましたけれど、ついに一矢を報いましたね。...

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ジャズとレア・グルーヴの違い ステフォン・ハリス+ブラックアウト

最初聴いた時は、端正なコンテンポラリー・ジャズ・アルバムと、 それほど強い印象はなかったんですけど、 妙に色気のあるレア・グルーヴ感いっぱいのトラックに後ろ髪を引かれて、 何度も聴き返すうち、すっかり愛聴盤。 ああ、これもまた、現代のジャズらしさなんでしょうね。 そのひっかりを覚えたのが、元ジャネイのジーン・ベイラーをフィーチャーした2曲。 ボビー・ハッチャーソンの ‘Now’...

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ノスタルジックなサナート エィレム・アクタシュ

やっぱり好きだなあ、この人。 7年を経てようやく出たエィレム・アクタシュの2作目。 涼風のようなメリスマにうっとり。あらためてホレ直しちゃいましたよ。 ジャケットのチャーミングなお顔も見目麗しく、 LPサイズで飾っておきたくなりますね。 デビュー作では6人ものアレンジャーを起用し、生音アンサンブルにのせて、 しつこさのない爽やかな歌唱を聞かせていたエィレム。...

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マイ・ベスト・アルバム 2018

                    Itiberê Zwarg & Grupo "INTUITIVO" SESC CDSS0110/18 Deangelo Silva "DOWNRIVER" no label no number Monarco "DE TODOS OS TEMPOS" Biscoito Fino BF553-2 Johnny Tucker "SEVEN DAY...

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