アフリカのヴェテラン・バンドが、またひとつ復活!
今度はケニヤのマンゲレパですよ。
う~ん、懐かしいですねえ。
36年前、今はなき、高円寺の輸入レコード・ショップ、アミナダブで、
はじめて手にしたケニヤ直輸入のレコードのジャケットを、
クンクンと嗅いだことを、思い出しますねえ。
あの時匂いを嗅いだマンゲレバのLP2枚を、棚から取り出してきましたが、
さすがにケニヤの匂いは、もうしなくなっちゃったなあ。
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2013-03-23
マンゲレパは、当時のザイール、現在のコンゴ民主共和国の
東部の都市ルブンバシからケニヤのナイロビへ出稼ぎにきたバンドで、
ナイロビを拠点に東アフリカ各国を回り、活動していました。
オープニングから、懐かしいアニマシオン(かけ声)が聞こえてきますよ。
♪チャッフア! チャッフア、チャッフア!♪ ♪シトゥカ! シトゥカ、シトゥカ!♪
印象的なアニマシオンがそのまんまタイトルとなった80年作
“AMUA!!! CHAFUA!!! CHAFUA!!! SHITUKA-SHITUKA” の収録曲
“Kanemo” が再演されていて、いきなり頬がゆるんじゃいました。
ほかにも、この80年作からもう1曲再演されているほか、
先に掲げた78年作の『1周年記念作』からは、4曲中3曲が再演されています。
13年に亡くなったウィリアム・ンタンブウェ・キマケサが
ベースとクレジットされているので、レコーディングは13年以前ということですか。
ちなみに、ウィリアムの後任のベーシスト、
ジュマ・カチェングも16年に亡くなっています。
どういうわけだか録音年月のクレジットがなくて、
リリースまで4年以上かかっていることを、隠してるふうなのは、どういうわけ?
アニマシオンのアグレッシヴさはさすがにないけど、
涼しげなハーモニーやみずみずしいグルーヴは、70年代そのまま。
ヴォーカルが口ずさむフレーズやアニマシオンを、ベースがマネしてなぞるという、
マンゲレパお約束の掛け合いもきっちり再現していて(“Malawi Zikomo”)、
懐かしさでいっぱいになりました。
Orchestre Les Mangalepa "LAST BAND STANDING" Strut STRUT159CD (2017)
[LP] Orchestre Les Mangelepa "1ST ANNIVERSARY ALBUM" ASL ASLP913 (1978)
[LP] Orchestre Les Mangelepa "AMUA!!! CHAFUA!!! CHAFUA!!! SHITUKA-SHITUKA" ASL ASLP921 (1980)