サンダリア・ジ・プラッタにガブリエル・モウラと、
昨年暮れからサンバ・ソウルの当たり盤が続いてますけど、
今度は、なんとまあ久しぶり、グルーヴェリアの新作ですよ!
いやあ、続くときは続くもんだ。
05年のデビュー作以来のアルバムと思ったら、
09年にライヴ盤をCDとDVDの両方出していたんですね。それは聞き逃しちゃったな。
でも、まあいいや、ライヴ盤は。やっぱり、スタジオ作ですよ。
で、この新作、ディスコですよ、ディスコ!
80年前後のマイケル・ジャクソン、EW&F、ジョージ・ベンソン、
チャカ・カーンのヒット曲が思い浮かぶ、
あの時代のディスコを再現するかのようなサウンド。
なんだか、大学生時分にタイム・スリップするような気分になりますねえ。
すみません、60歳前後限定の感慨で。
セウ・ジョルジ、パウラ・リマ、マックス・デ・カストロといった
サンバ・ソウル系アーティストのレコーディングに欠かせないドラマーとして、
スタイオで引っ張りだこのトゥート・フェラスが、サンパウロのクラブ、マタ・カフェで
毎火曜日にライヴをしていたユニットが、このグルーヴェリア。
ここ4年ほど活動休止していたらしく、カムバック後の本作は、
ジャケット内に31人の写真を載せているように、ゲストを含めゴージャスな布陣。
徹頭徹尾プロの仕事を痛感させる、ダンサブルなフル・バンド・アレンジで、
トゥート・フェラスのオリジナルに、エドゥ・ロボ、バーデン・パウエル、シコ・ブアルキの
MPB名曲を料理しています。
ゲストで華を添えるのは、フェルナンド・アブレウ、マルチナーリア、ロジェー。
大学4年生だった1980年に六本木のディスコで踊っていたおぢさん、感涙です。
Grooveria "MOTO CONTÍNUO" Tratore 7899989909052 (2017)