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ラグジュアリーなキゾンバ ペロラ

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Pérola  MAIS DE MIM.jpg

アリーのセカンドで、ヘヴィー・Cのプロデュース手腕に感じ入ったんですが、
ペロラのセカンドでもヘヴィー・Cが大活躍しています。
こちらは全曲プロデュースではないものの、大多数のトラックを手がけています。

ペロラことジャンディラ・サシンギ・ネトは、83年、アンゴラ第3の都市ウアンボ生まれ。
13歳の時に家族でナミビアのウィントフックに移り、
ダンス・グループに所属しながら歌い、いくつかのコンテストで受賞もしたとのこと。
その後南アへ渡り、コカ・コーラ主催のタレント発掘番組に出場するも、
南ア人でないことから失格。
アンゴラに帰国して、04年にペロラのステージ・ネームでデビューし、
09年にデビュー作を出します。

14年のセカンドとなる本作は、ヘヴィー・C印のラグジュアリーなサウンドで包んだ
アダルト・コンテンポラリーR&B仕様のキゾンバ。
都会的で洗練されたサウンドは、ヨラ・セメードのキゾンバとも親和性があるかな。
アリーのように、キゾンバ以外のジャンルに手を出すような試みはしておらず、
ストレートなキゾンバに徹したアルバムですね。

クセのない柔らかな声質で、伸びやかに歌うペロラのヴォーカルは、
しなやかな芯を感じさせる、いいシンガーですね。
作家陣は、ヘヴィー・C 、C4・ペドロ、マティアス・ダマジオ、
ネルソン・フレイタスほか、ペロラ自作の曲もあります。
ブラジルのアシェー・クイーン、
イヴェッチ・サンガロをゲストに迎え、デュオもしています。

Pérola "MAIS DE MIM" LS Republicano no number (2014)

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