ごひいきのハーモニカ奏者ガブリエル・グロッシが参加していると聞いて買ったCD。
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2014-11-05
う~ん、すばらしい。
高速フレーズを鮮やかなタンギングで吹きまくるガブリエルのソロが
たっぷりと堪能できますよ。
おっと、いけね。本作の主役はギタリストのアリスマール・ド・エスピリト・サントであります。
どんな人かと調べたら、ジョイス、レニーニ、トニーニョ・オルタ、エルメート・パスコアール、
シヴーカ、ドミンギーニョス、ジョアン・ドナート、ルイス・エサ、小野リサ……。
もう書ききれないほど数多くのアーティストと仕事をしてきた、セッション・プレイヤー。
ギターだけでなく、このアルバムでもベースを弾いているように、
マルチ・プレイヤーとして活躍している人だそうです。
ジョイスと一緒に来日もしてるみたいですね。
ソロ・アルバムもたくさん出しているようですが、ぼくが聴くのは、この新作が初めて。
アリスマールは、7弦ギター、エレクトリック・ギター、
6弦ベース、フレットレス・ベースを、曲により弾き分けています。
アリスマールとガブリエル・グロッシのほかは、
アコーディオンのベベ・クラメールとギターのレオナルド・アムエドという、カルテット編成。
アコーディオンとハーモニカ入りのカルテットだなんて、
いかにもブラジルならではのジャズ・コンボといった感じで嬉しくなります。
全員腕っこきの面々なので、スリルあり抒情味ありと、熟達のプレイを楽しませてくれます。
Arismar "RODA GINGANTE" Maritaca M1046 (2015)