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ダサい10乗ダンドゥットの底力 ラトナ・リスティ

うわ、ダッせぇ~~~ なんじゃ、このアナクロなアレンジは! はじめ、口ぽっかーん、やがて、ぎゃははと腹を抱えましたよ。 大げさなブレイクを、これでもかというほどしつこく繰り返す、わざとらしさがたまりません。 あー、悪口に聞こえたら、ごめんなさい。 悪口ではなくて、大衆音楽のあるべき姿といえるアナクロな世界を、 臆面なくも堂々とやってのける腹の座った根性に、魂抜かれてしまったんですよ。...

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ミャンマータンズィンの新展開 メーテッタースウェ

かわいいなぁ、メーテッタースウェ。 まんまるのお月様みたいな笑顔がとっても愛らしく、典型的な福顔ともいえる彼女、 スキー、ジャンプの高梨沙羅選手にも似てる気がしますねえ。 彼女のフェイスブックをフォローしているんですけれど、 ライヴ動画や写真がたくさん載っていて、伝統歌謡歌手としての活躍ばかりでなく、 ミャンマーの中学生の日常が垣間も見れて、すごく面白いんです。...

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バハマのレイクン=スクレイプ

バハマの音楽といえば、ナッソーのダウンタウンで、 12月26日のボクシング・デーと元日に開催されるパレード音楽、ジャンカヌーが有名ですね。 90年代にバハメンが、ポップ化したジャンカヌーを、ロンドンから世界に広めました。 このほかバハマには、レイクン=スクレイプと呼ばれる音楽があるんですが、 おそらく世界初といえる本格的なレイクン=スクレイプのアルバムが、...

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大人になった岡村 岡村靖幸

90年はワールド・ミュージック大爆発の年で、 日本のポップスなんてまったく視界にありませんでしたが、 それでも岡村靖幸の『家庭教師』には夢中にさせられたんだから、 岡村ちゃん、ほんとに当時の世評どおり、掛け値なしの天才だったんでしょう。 過剰なほどの才気をほとばしらせながら、孤高の存在感を示したポップス職人って、 あの当時、岡村のほかにいませんでした。...

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快進撃! チャラン・ポ・ランタン

すごいぞ、チャラン・ポ・ランタン。 エイベックスと契約して、メジャー・デビューしたと思ったら、 フジロックで最大級の賛辞を浴びるなど、あれよあれよという間に急成長を遂げて、 すっかりビッグな存在になりましたねえ。 チャラン・ポ・ランタンを知るきっかけになったのは、 日本のゼロ年代ロックの最高傑作、 キウイとパパイヤ、マンゴーズの『TROPICAL JAPONESQUE』のなかで、...

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エレクトロニカ・フロム・レユニオン ラベル

レユニオンといえば、セガやマロヤといった伝統系の音楽しか このブログでは取り上げてきませんでしたが、 今回はちょっと珍しく、エレクトロニカの作品をご紹介。 ゼロ年代からレユニオンには、クラブ・ミュージックやエレクトロニカのアーティストが現れ始め、 まだまだアンダーグラウンドとはいえ、 一部には、フランスで高い評価を受ける人も輩出するようになってきています。...

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デモテープのようなセルフ・カヴァー集 ロムロ・フローエス

ノエール・ローザ由来の下町サンバの伝統に深く根ざしながら、 同時に前衛であるという、稀有な才能を持つロムロ・フローエス。 野心的な前作“BARULHO FEIO” に続き、 http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2015-02-01 今度は文字通り素っ裸な、素のままの作品を送り出してきました。 全編、ロムロ・フローエスのギター弾き語り。...

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サンパウロのジャズ・モデルノ トリオ・マチス

サンパウロの若手によるジャズ、きてますね。 昨年末、ピアニストのギリェルミ・リベイロのアルバムにホレこんで、 ずっとヘヴィー・ローテーションが続いていたんですけれど、 http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2015-12-06 それにとって代わるアルバムが登場しました。 ピアノ・トリオの編成で、レパートリーは、 女性ピアニストのエロア・ゴンサルヴィス作曲した6曲と、...

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打鍵楽器の独奏作 エルクレス・ゴメス

サンパウロの若手ピアニストのデビュー作。 こちらは新作ではなく、3年前に出ていた作品でした。 ピアノ・ソロのアルバムというと、めったに触手が伸びることはないんですけれど、 YouTubeで観たこの人のピアノがすごく好みだったもので、珍しく手が伸びました。 何が気に入ったって、打楽器のようにピアノを弾くところ。 まずリズムがしっかりしていないと、ぼくの場合、ピアノ・ソロを聴く気になりません。...

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ポップなバイーア・ロック ラドダルア

20世紀初頭とおぼしき古色蒼然としたジャケット写真に目が釘付け。 ライナーにも古写真が満載で、素性知れずのCDだったんだけど、えいやっとお持ち帰り。 これが大当たり! とびっきりフレッシュなMPBで、ひゃっほー。 いやあ、ここ十年以上、 これほどストレートなポップ・ロックのMPBにお目にかかれなかったなあ。 カポエイラのメストリの称号を持つパーカッショニストが率いるグループで、...

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王道サルサの醍醐味 ボビー・バレンティン

おぅ、これ、ボビー・バレンティンの新作か! ぐいと前を見据えたボビーの眼光の鋭さに、呼ばれちゃいました。 75歳にして、このキリリとしたマイト・ガイぶり。カッコよすぎます。 それにしても、サルサ新作でこんなシブい色合いのジャケットというのは、 珍しいんじゃないでしょうか。 デジパックを開くと、黒の革ジャン、丸首の白シャツ、ジーンズの揃いでキメた、 オルケスタの集合写真がど~んと載っています。...

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タランテッラの南欧ミクスチャー カラシマ

サイケデリック・トランス・タランテッラ! かっちょいいー。 このタイトルに、ジャケットがケーブルの繋がったパンデレータときちゃあ、 聴かないわけにはいかないでしょう。 南イタリア、サレント地方出身の6人組グループのカラシマ。 アルバムはこれが2作目だそうですけれど、すでに15年以上の活動経歴を持ち、 イタリア内外で活発にコンサートを展開しているとのこと。...

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センバの若手有望株 ユリ・ダ・クーニャ

    また一人、センバの若手有望株を見つけました。 80年、アンゴラのクアンザ・スル州都スンベに生まれた、ユリ・ダ・クーニャ。 99年にポルトガル、ヴァレンティン・デ・カルヴァーリョからデビューしたシンガーで、 3作目の08年作を手に入れたんですが、これが極上のアルバムなんです。 アクースティックな音づくりの柔らかなグルーヴが、ひたすら心地いいんですよ。...

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オーガニック・ジャジー・ポップ カミーラ・メサ

ジョイスの“FEMNINA” を思い起こさせる、みずみずしいスキャット。 ブラジル人かと思いきや、チリ、サンティアゴ出身とおっしゃる女性歌手。 ニューヨークのおしゃれジャズ・レーベル、サニーサイドからのリリースで、 ジャズ・ヴォーカリストとして括るには、なんともすわりが悪く思えます。 ことさら「新しいジャズ」などと言わず、「新しいポップス」でいいんじゃないですかね。...

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サンバ・カリオカの粋 パウリーニョ・ダ・アバ

♪ ラ、ヤラ、ヤ、ラ、ヤラ、ヤ ♪ ラヤ、ラ、ヤラ、ラ、ヤ ♪ 冒頭からサンバらしいサンバが始まって、思わず頬がほころんじゃいます。 良作サンバをリリースする信頼のレーベル、フィーナ・フロールからの新作。 柔和な笑顔を見せるこのおじさん、パウリーニョ・ダ・アバという名前ははじめて知りましたが、 80年代にベッチ・カルヴァーリョに多くの曲を提供し、...

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サンバは人生の応援歌 エズメラルダ・オルチス

もうひとり、初アルバムというサンビスタの新作を。 こちらは、恰幅のいいサンパウロのおばちゃんです。 「ゲレイラ(戦士)」というタイトルを見ると、 ぼくの世代ではどうしてもクララ・ヌネスを思い出しちゃいますけど、 ルックスはクレメンチーナ・ジ・ジェズースや ジョヴェリーナ・ペロラ・ネグラを思わす庶民派というか、 八百屋のおばちゃんみたいな。 キレのある、肝っ玉母ちゃん的な歌い口がスカッとしますねえ。...

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ジャズ・ファンク+アフロビートちょっとあり〼 ジョアン・ドナート

80歳を越してなお衰えを知らぬ、その創作意欲。 かつてはジャズ・サンバからアフロ・キューバン、今度はアフロビートに挑戦ですか。 70年代後半から四半世紀に及ぶ長い隠匿を経て、 90年代末に現場復帰してからのドナートの活躍ぶり、ハンパないっすね。 ボサ・ノーヴァの音楽家として語られることの多い人ですけれど、 この人の本質は、ハード・バップのピアニストであって、作曲家にありますよね。...

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パーカッシヴなトリオ ブルノ・ヴィンチ

7弦ギター、クラリネット、パーカッションのトリオ編成。 ショーロのトリオかなと思ったら、ショーロの影響は色濃いものの、 もう少し幅広の音楽性を持ったインスト音楽を聞かせるグループでした。 主役は、7弦ギタリストのブルノ・ヴィンチ。 サンパウロでギターの先生をしているプレイヤーです。 ユニークなのは、パーカッショニストがコンガを中心に叩いているところ。...

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ハーモニカ+アコーディオン+ギター2 アリスマール

ごひいきのハーモニカ奏者ガブリエル・グロッシが参加していると聞いて買ったCD。 http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2014-11-05 う~ん、すばらしい。 高速フレーズを鮮やかなタンギングで吹きまくるガブリエルのソロが たっぷりと堪能できますよ。 おっと、いけね。本作の主役はギタリストのアリスマール・ド・エスピリト・サントであります。...

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モダン・ジャズ+スンダ音楽 トニー・スコット

ジャズ・クラリネット奏者のトニー・スコットが、 インドネシアのジャズ・メンと録音した65年のMPS盤。 これがインドネシアでCD化されるとは思いもよりませんでした。 インドネシアでジャズが盛り上がっている証拠ですね。 よく知られたレコードとはいえ、いままで聴いたことがなかったんですけれど、 いや~、素晴らしい内容ですね、これ。 60年代はジャズと民俗音楽を融合させる試みが盛んに行われましたが、...

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