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ファンキー・チャ・チャ エル・グラン・フェジョーベ

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El Gran Fellove.jpg

ヴィンテージ・ミュージックという聞いたことのないスペインのレーベルから、
興味をソソるタイトルのオールディーズ・ラテンのCDが、
いろいろ出ているのに気付きました。
気になったタイトルをいくつか買ってみたら、
届いたCDはペーパー・スリーヴのケースにCD-Rのディスクを突っ込んだだけで、
ライナーノーツもクレジットもない、曲目が書かれているだけの、アイソのない作り。
廉価盤シリーズなら諦めもするけど、お値段はフツーのCDと変わらないんだから、
ちょっとこれはないんじゃない?

ヴィンテージ・ラテンのレア盤を次々とCD-R化しているユニコよりは、
ジャケットの印刷もキレイだし、なにより音質がいいので、
購買意欲はかきたてられますけれども、でも、ちょっと、ねえ。
同じスペインでは、かつてトゥンバオという復刻専門の優良レーベルが
活躍していた時代を知っているだけに、「雑な仕事しやがって」という不満は残ります。

手にしたCDの裏面に、お店のサイト・アドレスが書かれていたので、
ほかにどんなのがあるのかしらんとアクセスしてみたら、驚愕!
カタログに載っていたタイトルは、なんと、3300以上。
ひえ~、なんだ、このレーベル。
こんな膨大なカタログを持ってるとは想像だにせず、ビックリ。
おかげで、カタログ全部チェックするのも大変で、2日がかりになっちゃいましたよ。

カタログは、ラテンに限らず、オールディーズ全般を扱っていて、
ジャズ、ロック、ムード、ダンス・オ-ケストラ、サウンドトラックなどがずらり勢揃い。
なんだか、昔のメモリー・レコードを思い出すなあ(50代以上のオヤジ限定の述懐)。
過去にCD化されたタイトルもありますけど、まったく見ず知らずのものも、たんまりある。
これ、ちょっと欲しいかも、と書き出したタイトルが結構な数になってしまって、
う~ん、どうするかなあ。1枚千円くらいなら、思い切って買っちゃうけど、
この値段じゃなあ。ぶつぶつぶつぶつぶつ。

閑話休題。
今回買ったCDで驚いたのが、エル・グラン・フェジョーベ。
メキシコRCAに録音した代表作2作は、
エル・スール・レコーズがすでに完全復刻してくれましたけれど、
ワトゥーシやツイストなんてやっているこのアルバムは聞いたことがなく、
“WATUSSI” というタイトルの66年ムサート盤とは違うようで、原盤は不明。
間違いなく初CD化でしょう。

のっけの“Watussi” からジャイヴィーな歌い口で迫るフェジョーベ、カッコよすぎます!
全編ファンキー一色に塗りつぶした歌いっぷりが、胸をすきますねぇ。
スムースでメロウな色気たっぷりな歌いぶりを聞かせる“Calypso” に、
「ワトゥ・チャ」を連呼するファンキーな“Mueve La Cintura”
キレまくるツイストのリズムにのせてシャウトしスキャットが爆発する“Sagcuiri”。
この役者ぶり、ぼくの大のごひいきのスキャット・シンガー、
ジョー・キャロルをホーフツとさせます。
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2014-02-14

キューバン・ジャイヴの新たなる名盤登場、
フィーリン、ジャイヴ、スキャット好きの皆さん、お聴き逃しなく。

El Gran Fellove "EL GRAN FELLOVE" Vintage Music 095

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