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3者3様の個性を発揮したセッション エドゥ・リベイロ、トニーニョ・フェラグッチ、ファビオ・ペロン

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Edu Ribeiro convida Toninho Ferragutti e Fábio Peron.jpg

この3人の役者が揃ったとあっては、聞かないわけにはいかないでしょう。
メロディを叩くドラマーのエドゥ・リベイロに、
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2017-11-11
アコーディオンのトップ・プレイヤー、トニーニョ・フェラグッチ、
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2016-09-09
サン・パウロの新進バンドリン奏者ファビオ・ペロンの3人による新作です。
http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2018-03-13

ベースレスという変則トリオ編成ですけれど、
ボトムの不足感がないのはさすがです。
クレジットはありませんが、ファビオ・ペロンはバンドリンだけでなく、
5弦ギターも弾いていますよ。
レパートリーは3人が持ち寄ったオリジナル曲で、
各自の個性がくっきりと浮き彫りになるマテリアルが並びます。

たとえば、メロディアスなドラミングに始まるオープニングの‘A Física’ は、
すぐエドゥ・リベイロの作曲とわかるし、
アコーディオンが主役のバイオーンの‘Mogiana’は、
当然トニーニョ・フェラグッチアコーディオンの曲だし、
穏やかなショーロ・ナンバーの‘Choro Materno’ は、
いかにもファビオ・ペロンらしい作風です。

ハイライトは、メシアス・ブリットに捧げたファビオ・ペロン作の
‘Procure Saber’でしょうか。急速調のフレーヴォを、
ファビオがメシアス・ブリットばりの高速フレーズで弾きまくり、
メシアスに劣らぬ高いテクニックを見せつけます。
トニーニョのアコーディオンもばり弾きなら、
エドゥも猛烈にプッシュしています。

3人3曲ずつのトリオ演奏に、
1曲のみ、わずか1分弱のエドゥのドラム・ソロが収録されています。
‘Vinhera’ とタイトルされたこの曲、
ドラム・ソロと呼ぶのはいささかふさわしくなく、
まるで歌うようにメロディを奏でるドラム演奏が聞けます。

Edu Ribeiro convida Toninho Ferragutti e Fábio Peron "FOLIA DE TREIS" Blaxtream BXT0020 (2018)

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