年明け1月21日、キンポーパンチのフェイスブックの写真に驚愕!
なんと! ロング・ヘアをばっさりと剃髪してしまっているじゃないですか!!
えぇ~、キンポー、出家しちゃったんですか !?
ピンク色の袈裟にオレンジ色の帯を肩にかけて托鉢する写真や、
僧院で修行している様子、食事をとっている写真などが多数アップされていて、
キンポー、すごく満ち足りた表情をしています。
ずっとこの日を待ち望んでいたというふうですね。
フェイスブックの一般公開ページに載った写真を2枚だけ転載させてもらいました。
う~ん、去年キンポーパンチの新作が出た時に、
「敬虔な仏教徒のミャンマー伝統歌謡」という記事を書いたばかりですけれど、
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2019-10-16
はぁ~、本当に信心深いんですねえ。
ミャンマーの上座部仏教について知識がないので、あわてて調べてみると、
出家したわけではなく、ティーラシンと呼ばれる女性修行者になったようです。
上座部仏教においては、女性は僧侶となれないため、尼僧は存在せず、
ティーラシンは女性修行者と呼ぶのが正しいようです。
出家に準じた生活を送るものの、身分的には在家者であるため、
男性の出家者に比べて俗的と考えられているとのこと。
男の子が得度式をするのと同じで、修行後はまた俗世に戻るのでしょうけれど、
ばっさり落とした髪の毛、歌手活動はどうするんでしょうか。
まさか還俗せず、そのまま仏門に入るわけじゃないよねえ。
一抹の不安をおぼえていたら、2月5日のフェイスブックに、
タイから来た8人の僧侶を迎える祝賀式典で、
おかっぱのウィッグを付けたキンポーパンチが、
1万人以上はいそうな広大な広場の最前列で、
キーボードを伴奏に歌っているヴィデオがアップされていて、ひと安心。
ビックリさせられたキンポーパンチの近況でしたけれど、
実は、最新作が出ていたんです。
去年の12月16日に新作発表の記者会見がフェイスブックに載って、
8月に新作が出たばかりなのに、間をおかず新たな作品を出すとは絶好調の証し。
表紙の右上隅には、ゲストの男性歌手3人の写真が載っていて、
そのうちの一人、ウィンナインソーとは2曲でデュエットしています。
あとのタハーアウンとバンヤーハンはキンポー抜きで、それぞれ1曲歌っています。
キンポー・ファンにとっては、この2曲は無くても良かったかなあ。
今作はミャンマータンズィンあり、サイン・ワイン楽団伴奏の伝統歌謡ありと
ヴァラエティに富んだ内容となっています。
ウィンナインソーとデュエットするタイトル曲の1曲目は、
終盤で歌謡ロック調のバンド演奏から、
サイン・ワイン楽団にスイッチする形式のミャンマータンズィン。
一方、前作では登場しなかったサイン・ワイン楽団の伴奏が聞けるのも、
今回の聴きどころ。シンセを加えて、さらに華やかにしたサイン・ワインのサウンドが、
ベースとドラムスが加わるポップス調サウンドと、いい対比となっています。
Khin Poe Panchi "KHAM NAR TAE AHLU" Man Thiri no number (2020)