コデー・ジ・ドナは、現地カーボ・ヴェルデのお札、
1000カーボ・ヴェルデ・エスクード札にも描かれている、フナナーの第一人者。
10年1月5日に69歳で亡くなった時、
大統領と文化大臣が弔辞を送ったというエピソードが、
ウィキペディアに載っていました。
ウィキペディアに、コデー・ジ・ドナのページが出来ていたのには、
ちょっと驚かされましたけれどね。
ここで、コデー・ジ・ドナの経歴を間違えていたことについて、再ザンゲ↓。
https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2016-10-21
さて、そのコデー・ジ・ドナの「相続者」を名乗るグループのアルバムを入手しました。
メンバーは、ジト・ジ・コデー・ジ・ドナ(ヴォーカル、ガイタ)、
キム・ジ・コデー・ジ・ドナ(フェロー)、チュニ・プレータ(ヴォーカル)の3人。
相続者と名乗っているのは、
かつてのコデー・ジ・ドナのグループ・メンバーだからなのですね。
コデー・ジ・ドナは生前に3枚のアルバムを残していて、
01年の“DJAN-BAI” に3人の名前が載っています。
もう1枚の98年作“CODÉ DI DONA” にはクレジットがありませんが、
表紙に映る写真の3人が同じ顔なので、おそらくこの3人と思われます。
この3人にリズム・セクションやギターを加えて録音された本作、
全10曲もちろんすべてフナナーです。
カーボ・ヴェルデのヴェテラン・スタジオ・ミュージシャンで、
マルチ・プレイヤーのキム・アルヴィスが、
ギター、カヴァキーニョ、ヴァイオリン、ベース、ドラムスを演奏しています。
コデー・ジ・ドナゆずりのオーセンティックな伝統フナナーを、
たっぷり味わえるアルバムです。
Herderos Di Codé Di Dona "INGRATIDON" no label no number (2017)
Code Di Dona "DJAN-BAI" Globe no number (2001)
Codé Di Dona "CODÉ DI DONA" Globe C035 (1998)