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ジャズ・アゲインスト・メンタル・イルネス ダン・ローゼンブーム

こういう音楽を待っていた! 日々感染者数をカウントするニュースで、心を病まないためにも、 「轟音」「混沌」「抽象」「熱狂」「歓喜」 「実験性」「創造性」が満ち溢れる音楽を、ココロも身体も欲していたんですよ。 そういえば、こんな気分に陥ったことが、前にもありましたね。 9年前の原発事故で巻き起こった放射能パニックです。 あの時、自分のメンタルを落ち着かせるのに役立ったのが、川崎燎のライヴでした。...

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ディストピア時代のシティ・ポップス さかいゆう

それは、付属DVDのライヴ終盤、突然やってきました。 アンコールに一人ステージへ戻ってきたさかいゆうが、 ステージの真反対の客先の中に設置されたキーボードに座り、 弾き歌い始めた「君と僕の挽歌」。 聴き進むうちに胸の奥底を、ぎゅうっと強くつかまれて、 ぽろぽろと涙がこぼれるのを、止められなくなりました。 え? なんでじぶん、泣いてるんだ? うろたえながら、まず思ったのは、...

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生で聴いた瞽女さん 伊平たけ

うわぁ、懐かしいレコードがCD化されましたね。 刈羽瞽女の伊平たけが88歳の時に開いた、 東京赤坂の草月会館ホールでのリサイタルを収録した2枚組。 ライヴ盤と言うより、実況録音盤と呼んだ方が、しっくりくる感じ。 当時新進のジャズ・レーベル Nadja から出た、変わり種のレコードでした。 73年あたりから沸き起こった瞽女ブームをきっかけに、 高校生だったぼくも、瞽女唄のファンになったんでした。...

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若返ったデヴィッド・ブロムバーグ

デヴィッド・ブロムバーグは、 ぼくにとってライ・クーダーと並ぶアクースティック・ギター・ヒーロー。 10代の頃はギターをコピーしたり、熱心に聴いていましたけれど、 すっかりごぶさたとなっていましたねえ。 近年のアルバムを聴いていなかったわけじゃないんですけれど、 新作のオープニングには、ドギモを抜かれました。 戦前ミシシッピ・ブルースを代表する名曲、トミー・ジョンソンの‘Big Road’ を...

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上質を知る人のジャジーMPB グスタヴォ・ボンボナート

少し前にセール品で買った一枚。 良作であるものの、特に記事にしたくなるほどの盛り上がりは起こらず、 そのままにしていたんですが、仕事疲れの緊張を解きほぐしたい時に、 なんとなく手が伸びる一枚として、もう何か月も手元に置いたままとなっています。 気がつけば、お気に入り盤というやつで、 せっかくだから、ちょっと書いておこうかなと思った次第。...

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ミナスのハーモニー サミー・エリッキ

ベロ・オリゾンチ出身、ミナス新世代ギタリストのデビュー作。 ドレッド・ヘアと精悍な顔立ちが、 なかなかにインパクトのあるルックスのギタリストであります。 アクースティックとエレクトリックの両刀使いで、 そのギター・スタイルはいたってオーソドックスなものですけれど、 4管を含む9人編成によるカラフルなサウンドが聴きどころ。 ギタリストとしてより、作編曲家の才能が発揮されたアルバムといえます。...

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いまが絶頂 岡村靖幸

完全復活とともに成熟をみせた一大傑作『幸福』から4年ぶりの新作、 50代の岡村ちゃん、期待を裏切らない出来で、楽しませてもらってます。 前作の『幸福』は、やたらと耳にひっかかる歌詞が多くて、 普段言葉に頓着せず音楽を聴く自分にとっては珍しく、 歌詞カードを確認したりしたものでしたけれど、 今作はスキなく作られた岡村ワールドを演出するサウンドに没入しています。...

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ガロート+シキーニョ+ファファ・レモス トリオ・スルジーナ

    ジスコベルタスのリイシューが息長く続けられていますね。 今回のラインナップで、おっ!と思わず声を上げたのが、 ガロート(ギター)、シキーニョ(アコーディオン)、ファファ・レモス(ヴァイオリン)の 名手3人が集まったスーパー・グループ、トリオ・スルジーナのムジジスク盤です。 トリオ・スルジーナは、リオのラジオ局が51年にスタートさせた 「ムジカ・エン・ナシオナル」という番組の伴奏を務めるため、...

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知られざるサンバランソの傑作 サンドラ

今回のジスコベルタスのリイシュー・カタログで、 一番のディスカヴァリーが、このサンドラでした。 このレコードはおろか、名前も初めて知った人ですけれど、 61年に出たこのアルバム、ビッグ・バンド・サウンドにのせて歌う、 表現力豊かな歌唱力に驚かされましたよ。 いやぁ、すごい歌唱力じゃないですか。 この人はジャズ・シンガーといっていいでしょうね。 リズムのノリがバツグンに良くって、歌詞を転がしながら、...

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ガーナイアン・ハイライフ・レヴィジッテッド サントロフィ

ミスター・フランクのヘヴィ・ロテが止まりません。 https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2020-04-25 芳醇なヴィンテージの香り漂うハイライフのメロディが、 アフロビーツのサウンドと見事にブレンドされていて、 聴けば聴くほど、本当によく出来ているとウナってしまうんですよ。 そんなオールド・ファッションなハイライフを愛するファンには、...

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弔いは祝い フラ・フラ

世界各地の絶滅危惧種音楽(?)をフィールド・レコーディングする、 イアン・ブレナンの<ヒドゥン・ミュージックス>シリーズの最新作。 シリーズ第6弾となる本作は、ガーナ北部のコロゴです。 コロゴといえば、キング・アイソバの成功を皮切りに、 ボラ・ナフォ、アゴンゴ、ガイ・ワン、アユーネ・スレ、 アタミナ、スティヴォー・アタンビレと、 数多くの音楽家が次々とアルバムを出していることは、...

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ポップなジャズ・ロック アヴィシャイ・コーエン

ストーリーのある音楽を紡いだ作品といえるのかな。 イスラエルのトランペッター、アヴィシャイ・コーエンの新プロジェクト、 ビッグ・ヴィシャスの初作。 聴く前は、ジャケットのロック・バンドふうのペインティングが、 ECMらしからぬアートワークに思えましたけれど、 中身を聴いてみれば、実にECMらしい作品。 ビート・ミュージックからクラシックまで多彩な意匠をまとっているものの、...

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70年代マイルズ・ミュージックを更新するビル・ラズウェル

ああ、やっぱり、こういうジャズ・アルバムがぼくは好きなんですよ。 ビル・ラズウェルの新作、いいですね。 ハービー・ハンコック、ファラオ・サンダースという両巨頭に、 ビルとは共演歴の長い山木秀夫にアダム・ルドルフが参加。 メンバーでおやと思ったのが、 アヴァン系マルチ・プレイヤーのピーター・アプフェルバウムに、 レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスが参加していたこと。...

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ロンドンの奇才二人が起こすケミストリー トム・ミッシュ&ユセフ・デイズ

SNS世代を象徴するかのような鮮烈なデビューを果たした、 自分のベッドルームをスタジオにするロンドンの音楽家、トム・ミッシュの新作が面白い。 18年の話題作“GEOGRAPHY” の非凡ぶりには、ぼくも舌を巻きましたけど、 新作はユセフ・デイズとの共演作で、ブルー・ノートから配給されるというニュースに、 どんな作品なのかと、聴く前からワクワクしていました。...

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フナナー・レジェンドの相続者たち エルデロス・ジ・コデー・ジ・ドナ

コデー・ジ・ドナは、現地カーボ・ヴェルデのお札、 1000カーボ・ヴェルデ・エスクード札にも描かれている、フナナーの第一人者。 10年1月5日に69歳で亡くなった時、 大統領と文化大臣が弔辞を送ったというエピソードが、 ウィキペディアに載っていました。 ウィキペディアに、コデー・ジ・ドナのページが出来ていたのには、 ちょっと驚かされましたけれどね。...

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コモロ・メロウネス ダディポスリム

インド洋のコモロにも、アフロビーツの波は来てるんだなあ。 コモロの若手シンガー・ソングライター、ダディポスリムの新作。 泣きのメロディが満載のクレオール・ポップで、めっちゃ美味なアルバムなんですが、 プロダクションのそこかしこから、アフロビーツが見え隠れしているんですよ。 これって、機材やソフトが同じだからなんですかねえ。 15年にデビュー作を出し、昨年出た本作が2作目。...

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ベスト・コモリアン・ラッパー チャッキー・ミスタ・レス

こちらはコモロのラッパー。 サウンド・プロダクションにコモロらしさはみられないとはいえ、 インド洋ヒップ・ホップのクオリティの高さがまるっとわかる、良作です。 チャッキー・ミスタ・レスことファハド・ユスフは、8歳の時からダンスに夢中になり、 のちにコモロ初のヒップ・ホップ・ダンス・グループを結成したという、 いわばダンサー上がりのラッパー。 だからか、リズムのノリはバツグンで、コモロ語のフロウは、...

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正統派南ア・ジャズ・ピアニストの世界デビュー ンドゥドゥーゾ・マカティーニ

南ア・ジャズのピアニスト、ンドゥドゥーゾ・マカティーニが、 なんとブルー・ノートから新作を出しました。 ブルー・ノート初の南アのアーティストになったみたいですけれど、 ンドゥドゥーゾ・マカティーニが注目されたのは、 UK新世代ジャズを先導するシャバカ・ハッチングスのジ・アンセスターズに、 ンドゥドゥーゾが起用されたからなんでしょうね。...

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灼熱のトンブクトゥ アル・ビラリ・スーダン

灼熱の太陽に焼かれ、遠景のサハラが熱で揺らめくジャケットのアートワークが、 トンブクトゥのイメージを鮮やかに伝えます。 トゥアレグのグリオ・グループ、アル・ビラリ・スーダン、 7年ぶりの新作のタイトルは、ずばり「トンブクトゥ」。 火傷しそうなジャケットの色が、音楽の熱気を見事に表わしていますね。 前作ではテハルダント2台、カラバシ2台の4人編成だったのが、...

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マンデ・ロック・ギタリスト ウマール・コナテ

クレモント・ミュージックから順調にアルバムをリリースしている マリのギタリスト、ウマール・コナテの5作目を数える新作。 着実に実力をつけてきたことを感じさせる力作です。 そういえば、これまでウマール・コナテを一度も取り上げてこなかったので、 ちょっとここで、総ざらいしておきましょうか。 ウマールがインターナショナル・デビューを果たした...

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