Quantcast
Channel: after you
Browsing all 1333 articles
Browse latest View live

Image may be NSFW.
Clik here to view.

北中部ヴェトナムの人情 グエン・フオン・タイン

ヴェトナムの新作がまとまって手に入りました。 それも全部ザンカー(民歌)系の歌手ばかり。 ここのところ、ボレーロと称される抒情歌謡路線の歌手ばかり聴いていたので、 こうした民謡系の歌手をまとめて聴くのは、ひさしぶりな気がします。 最初に聴いたのは、グエン・フオン・タインという若い女性歌手のアルバム。 第一声で、その高い歌唱力がくっきりとわかる人ですね。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

ザンカー期待のミドル・ティーン フオン・ミー・チー

紫のシックなアオザイをまとっているものの、顔立ちの幼さは隠せません。 かなり若そうだけれど、いくつなのかと思えば、まだ14歳というフオン・ミー・チー。 03年ホーチミン生まれ、13年に「ザ・ヴォイス・キッズ」というコンテストに参加、 グランプリは取れなかったものの一躍注目を集めて、14年にデビュー作をリリース。 学業のかたわら、週末限りの歌手活動をしていて、...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

芳醇なザンカー トー・ガー

40歳過ぎのトー・ガーは、ヴェテランのザンカー歌手。 数多くの音楽賞を受賞し、ヴェトナム国立交響楽団にもノミネートされ、 20年間に及ぶ歌手活動をしながらも、不幸な結婚生活によって、 長く苦しんでいたんだそう。 結婚生活にピリオドを打って昨年リリースした本作は、 歌手生活20周年を祝うとともに、再出発の記念作として出したとのこと。 故郷の中北部ハティンにちなんだ歌を集め、...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ヴェトナムの子守唄 ハッズー

ヴェトナムの子守唄を集めたアルバムだそうです。 こうした子守唄をハッズーと呼ぶことは、初めて知りました。 ダン・バウ(一弦琴)とダン・チャン(筝)を伴奏に、 二人のヴェテラン女性歌手、ジエウ・ドゥックとフオン・ロアンが歌います。 なるほど子守唄というだけあって、起伏があまりない、 穏やかなメロディをゆったりと歌っています。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

役者の歌声 ルオン・トゥイ・リン

今回買ったなかで、ゆいいつザンカーでなく、本格的な伝統ものだったのが、 北部の大衆歌劇ハット・チェオのアルバム。 歌うのは、北部タイビン出身の女優ルオン・トゥイ・リン。 タイビン文化芸術学校でチェオを学び、軍隊チェオ劇団に入団、 11年の国立プロ演劇祭で金賞も受賞し、同じ年にデビュー作を出したという人です。 昨年リリースした本作は2作目で、貫禄の歌いぶりを聞かせてくれます。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

蘇るシカゴ・ブルース黄金時代 ジョニー・タッカー

驚愕! シカゴ・ブルース黄金時代のサウンドが蘇るだなんて、そんなんアリか? 思わず頬をつねりたくなるような新作です。 ジョニー・タッカーって、 はるか昔にフィリップ・ウォーカーとロウエル・フルスンのバックで 来日したドラマーじゃないですか。えぇ~、こんなに歌える人だったのか! あ、いや、そういえば、六本木ピットインで観たライヴで、確か1曲だけ歌って、...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

若きシランデイロ メストリ・アンデルソン・ミゲル

ノルデスチからもう1枚新作が届きました。 シランダのメストリというので、またも知られざるヴェテランの古老かと思いきや、 めちゃめちゃ若い声に、青臭さいっぱいの歌いぶりに、腰が砕けました。 あわてて、ジャケットをよくよく見れば、まだ若そうな顔立ち。 聞けば、まだ22歳の若者だというのだから、 これで「メストリ」名乗るなんざ、おこがましいんじゃないの。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

雪山に赤コート ゴー・ンジャイ

イキのいいンバラ・シンガーの登場です。 ハジけまくるサバールやタマのパーカッション・アンサンブルにのせて、 キレのいい歌いっぷりを聞かせていて、若さがまばゆいくらいですよ。 ゴー・ンジャイことゴルギ・ンジャイは、 ダカールの東に位置する内陸の都市リュフィスク出身の若手シンガー。 15年の前作“DELUSI” がヒットして注目を集め、 昨年12月に本作をリリースしたといいます。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

蘇るクメールの古謡

1921年、カンボジアの各地を旅した二人のフランス人によって 採集された54曲の古謡が、『カンボジアの歌』と題して出版されました。 これらの歌は次第に人々の記憶から消えていき、クメール・ルージュ時代に 多くの伝統音楽家が処刑されたことによって、 完全に失われた歌となってしまったそうです。 カンボジアの伝統文化を復興しようという機運から、この本に目が向けられ、...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

掘り起こされた野趣な芸能のエネルギー

オドロキのアーカイヴ。 こんなスゴい音源が残されていたんですねえ。 68年から20年間に渡り四国で採集された、数百時間に及ぶ唄や芸能の音楽。 これを<民謡>と呼ぶのは、いささかためらいを覚えます。 世間に流布する商業化された民謡とは、あまりに落差がありすぎるからで、 中世から歌い継がれてきた、神様に捧げる踊り歌などの古謡が、 いかにストロングかを思い知らされる、圧巻のアーカイヴです。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ソンガイ・ポップの最高作 ハマ・サンカレ

味わい深いソンガイ・ブルースを歌うおじさんが登場しましたよ。 年季の入った顔立ちに、ヴェテランであることは容易に想像がつきますけれど、 本作がデビュー作とのこと。 ハマは愛称らしく、本名はアルファ・ウスマン・サンカレとのことで、 ん?と思って、チェックしてみたら、アフェル・ボクームのバンド、 アルキバルでカラバシを叩いていたおじさんじゃないですか。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

メアリー・ハルヴァーソンの推薦盤 アンソニー・ブラクストン

ジャズ・ギタリストの偉才、メアリー・ハルヴァーソンの 最新インタヴュー記事を読んでいたら、いきなり冒頭に 「師であるアンソニー・ブラクストンのバンドへの参加」と書かれていて、びっくり。 アンソニー・ブラクストンと共演歴があることは知ってたけど、教え子だったんですか。 初めてメアリーのプレイを聴いた時、 エリック・ドルフィーの生まれ変わりかと思ったもんですけど、...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

祝祭のフォーク・ジャズ チャールズ・ブラッキーン

アンソニー・ブラクストンとデレク・ベイリーのデュオをきっかけに、 ブラクストンのCDやら、昔よく聴いたジャズCDを芋づる式に聴き返していたら、 チャールズ・ブラッキーンの88年シルクハート盤にたどり着きました。 ああぁ、やっぱ、素晴らしいわ。ぜんぜん色褪せてませんね。 祝祭感たっぷりのメロディを、チャールズ・ブラッキーンのテナー・サックスと、...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

エチオピアン・ポップ・スター登場 ベティ・G

    エチオピアから、ナイジェリアのティワ・サヴェイジや 南アのリラに匹敵するポップ・レディの登場です。 15年のデビュー作でも、キリリとした歌声や、 弾けるポップ・サウンドにのせてハツラツと歌うさまが、強い印象を残しましたね。 従来のエチオピアの女性歌手にない現代的なオーラをまとっていて、 新世代の登場を予感させるのに、十分なアルバムでした。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

アンバセルの女王 マリトゥ・レゲセ

    エチオピア北部ウォロ地方を代表する伝統派歌手、マリトゥ・レゲセの新作が出ました。 ウォロの伝統音楽グループ、ラリベラ・キネットの看板歌手として70年代に活躍し、 ウォロ文化センター設立者の一人にも名を連ねた名歌手です。 高い名声を持つ人ですけれど、アルバムは少なく、これが2作目のはず。 マリトゥが有名になるのは、地元のウォロを離れ、...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

ティグリニャのどすこいヴォーカル アベベ・アラヤ

この泥臭さ! ひび割れた声でヴァイタルに歌う、ヴォーカルの味わいがたまりません。 ティグリニャ独特のどすこいツー・ビートにのせて、 絶妙なこぶし使いを聞かせる歌いっぷりにホレボレするばかりです。 こぶし使いがライのハレドに似ているような気がするのは、ぼくだけですかね。 そういえば顔立ちや、ちりちりヘアというルックスまで似ているじゃないですか。 歌える顔の典型なのかもしれませんね。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

その他好き セルジオ・アルバッシ

「その他」が好き。 こればっかりは、性分なんでしょうねえ。 世の流行やメインストリームに反応しないハグレ者ゆえ、 人が目もくれないところを、熱心に探し回る人生を送ってきたんであります。 耳慣れた音楽より、未知の音楽を求めては、 「その他」コーナーに放り込まれた、分類不可能や評価の定まらないレコードを漁り、 聞いたことのない楽器があれば、その音色を知りたくて世界各地の民俗音楽を聴き、...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

ジャズがデザインするサウンド・センス キーファー

「これって、ジャズなの?」 そう問いかけずにはおれなくなるような作品が、 次から次に飛び出すようになって、がぜんジャズ周辺が面白くなってきました。 この<ジャズ周辺>としか呼べない現象は、 一ジャンルとしてラベリングされたり、固定化されるのを拒むかのように、 アメーバのようにあらゆるジャンルに触手を伸ばし、呑みこんでいくイキオイがあります。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

子世代にヤられる快感 クラックラックス

バンド名もメンバーの名前もぜんぜん知らない、 初めて知るアーティストにヤられるという、快感。 キャリアをよーく知ってるようなヴェテランの新作だったら、 こんなカンゲキは味わえません。 自分の子供と同年齢の若い世代が頼もしく思えるのって、嬉しいねえ。 これって、子育てを終えた親世代の感慨でしょうか。 そんな歓喜に打ち震えたのが、クラッククラックス。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

ルイジアナ・クレオールのロッキン・ケイジャン ジョーダン・ティボドー

すげぇ! こんなごりごりの伝統ケイジャンが今日び聴けるなんて、奇跡的に思えますよ。 しかも歌っているのが、まだ31歳という若手フィドラーで、 これがデビュー作だというんだから、応援したくなるじゃないですか。 プリミティヴなケイジャンの味わいをまき散らす、ジョーダン・ティボドーは、 ルイジアナ州セント・マーティン郡サイプレス・アイランドという町の出身とのこと。...

View Article
Browsing all 1333 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>