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コンテンポラリーR&B+ザディコ コリー・ブルッサード

プリミティヴでハードエッジなケイジャン・ミュージックから急転直下、 今度はえらくナンパで、スタイリッシュなザディコであります。 耳ざわりのいいスムースなザディコなんてと、いつもなら背を向けるところなんですけど、 これは後を引くというか、また聴き返したくなって、繰り返し聴くうちに、 すっかりお気に入りになってしまいました。 ロウテル・プレイボーイズを率いた...

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カソンケのマンデ・ポップ ジェネバ&フスコ

マリ西部、カソンケ人グリオ夫婦のデビュー作です。 『カソ地方カイから』というタイトルにあるカソ地方とは、 17~19世紀にカイを中心に栄えたカソ王国の勢力範囲を指していて、 カソ王国は、現在のセネガルに及ぶ広範囲な地域を治めていました。 今ではカイやカソ地方というと、マリの西のはずれというイメージがありますけれど、 1880年にフランスが西アフリカに進出して植民地政府を築いた時には、...

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ロック・ステディの雑多な歌謡性 フィリス・ディロン

うわぉ、懐かしいですね。 ロック・ステディ時代に人気を博した、フィリス・ディロンの名盤が再CD化されましたよ。 とうの昔にCD化されていた名作ですけれど、 今回のCD化はオリジナルのトレジャー・アイル盤のジャケット・デザインを踏襲し、 当時のシングルから16曲を追加するという、 まさにフィリス・ディロンの決定盤といえるもの。 ジャケット写真の容貌こそ、...

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ゼネストでグウォ・カ アキヨ

    グアドループのカーニヴァル・グループ、アキヨの新作は、 結成40周年を記念する3枚組超大作。 夜のメイン・ストリートをパレードする写真をジャケットにあしらった前作が、 収録時間わずか36分と、少々物足りなかっただけに、 今回の全40曲、総収録時間199分という圧巻のヴォリュームには大満足です。 アキヨといえば忘れられないのが、09年にグアドループ島で勃発したゼネストです。...

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ブラジリアン・ジャズの万華鏡 イチベレ・ズヴァルギ

ブラジルのジャズ、大豊作です。 2018年の決定打といえそうな、スゴい新作が出ましたよ。 エルメート・パスコアール・バンドのベーシストという、イチベレ・ズヴァルギのアルバム。 エルメート・パスコアールをずっと遠ざけてきたので、 ぼくは初めて知る人ですけれど、 77年からエルメートのグループに在籍し、ベーシストとしてだけでなく、 作編曲家としても活躍してきたというのだから、...

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王道トランペットと現代的ビートの快楽 ルビーニョ・アントゥネス

待ってましたっ! ルデーリの新作ならぬルビーニョ・アントゥネスの新作。 https://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2017-09-24 思わずルデーリと口走ったのは、ピアノがフィリップ・バーデン・パウエルから、 ファビオ・レアンドロに交替しただけで、 主役のトランペットとリズム・セクションの二人は同じだからです。...

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新時代YO-POP アデクンレ・ゴールド

つい「アンドリュー・ゴールド」と言いまつがってしまう、 ナイジャ・ポップのニュー・スター、アデクンレ・ゴールド。 2年前に大ヒットを記録したデビュー作“GOLD” に続く新作は、 70年代西海岸ポップをホウフツとさせる爽快なポップ・アルバムで、 アンドリュー・ゴールドの言いまつがいも、まんざらでないかも。 オープニングから、ふくよかに弾むトーキング・ドラムのビートにのる、...

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八面六臂の活躍 ガブリエル・グロッシ

ブラジルのジャズ・ハーモニカ奏者、ガブリエル・グロッシの活躍がめざましいですね。 クロマチック・ハーモニカのプレーヤーでガブリエルが世界ナンバー・ワンなのは、 ぼくの欲目なんかじゃなく、衆目の一致するところになったんじゃないかな。 https://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2014-11-05 先日も、グロッシのハーモニカとトロンボーンをフロントに、...

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ジャズ・サンバでリラクシン QAP

もう1枚、ブラジルのジャズで、スゴいとかじゃなくて、 リラクシンなアルバムでお気に入りとなっているのが、こちら。 サンパウロの若手ギタリスト、アンドレ・ペローゾ率いるユニットのアルバムで、 ユニット名はカルテート・アンドレ・ペローゾの頭文字をとったもの。 トロンボーン、ベース、ドラムスという変則的なカルテットです。 ジャジーなジャズ・サンバを聞かせるグループで、...

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サウンの魅力 ゾー・ウィン・マウン

ミャンマーのサウン(竪琴)を中心とする小編成の室内楽演奏が、 夏バテした身体に、やさしく染みます。 暑さ疲れしたこの時期に聴きたくなる音楽というと、 ひと昔前まで、インドネシアのガムラン・ドゥグンやカチャピ・スリンが定番でしたけれど、 ミャンマーの古典音楽レーベル、イースタン・カントリー・プロダクションのカタログが 充実するようになってからは、インドネシアからミャンマーに移っちゃいましたね。...

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音色の快楽 リジョイサー

音色だけで成立する音楽。 楽曲でも、演奏でもなく、楽器の音色の選択に、この音楽の価値がある。 そんな思いに強くとらわれた、イスラエルの俊才リジョイサーの新作です。 バターリング・トリオやロウ・テープスの諸作で、 リジョイサーの仕事ぶりには注目してきましたけれど、 本人名義のソロ作は、それらの作品を上回るデリケートな音づくりに感じ入りました。 ここには<心地よい響き>しか存在しないというか、...

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ジャズ演芸 スリム・ゲイラード

おぉ、ノーマン・グランツのもとでレコーディングした時代のスリム・ゲイラードの録音が、 ついに集大成されましたか。スリム・ゲイラードが本国アメリカで きちんと再評価されるまで、本当に時間がかかりましたよねえ。 アメリカでの再評価のはじまりといえば、 94年にクレフ~ノーグラン~ヴァーブ時代の録音をまとめた “LAUGHING IN RHYTHM: THE BEST OF THE VERVE...

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ンバクァンガ最後の大物 アイリーン・マウェラ

アイリーン・マウェラの新作!!! これは思いもよらないリリースです。 南ア音楽シーンから、ンバクァンガやマスカンダの姿がすっかり消えていたところに、 ンバクァンガ時代を代表する女性歌手で作曲家のアイリーンの新作が届くとは。 南ア黒人音楽の黄金時代を知るファンにとって、これほど嬉しいニュースはありません。 07年のカムバック作にもカンゲキしたものですけれど、...

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イングランドの香り豊かに レイチェル・マクシェイン

バンドの名義が添えられているものの、 主役のフィドル以外のメンバーは、メロディオンとギターの3人だけ。 最小人数バンドを率いるレイチェル・マクシェインは、 イングランドのフォーク・ビッグ・バンド、ベロウヘッドで、 フィドルとチェロを担当していた人のこと。 ベロウヘッドといえば、08年のセカンド作“MATACHIN” をよく聴いたけど、 レイチェルの名を意識したのは、今回が初めてです。...

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貴婦人になったマレイシアの大歌手 シティ・ヌールハリザ

もう金輪際、「シティちゃん」などと呼びません、いや呼べません。 この大物感、これがあのシティ・ヌールハリザなのかと、 タメ息がでるほどの変貌ぶりです。 結婚して貴族の称号ダトゥを得、 貴族の社交や生活習慣もすっかり板についたのでしょう。 堂々とした立ち居振る舞い、自信に満ち溢れた所作、 雄弁にMCするシティに、もうかつての少女ぽい面影はありません。 シティのライヴといえば、...

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ホラズムの古謡 アブドゥカディール・ユスポフ

10年くらい前だったか、ウズベキスタンに旅した人が現地で買い付けてきた ウズベキスタン盤CDが、話題を呼んだことがありました。 その時ウズベク・ポップにも、いろいろなスタイルがあることを知ったわけですけれど、 とりわけ興味をひかれたのが、ホラズム出身の女性歌手たちでした。 打ち込み使いのポップスながら、フォークロアな香り高い伝統ポップスで、...

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直情的なタハリール レザー・ゴリ・ミルザザリ

    イランの古典声楽は蝋管・SP時代に限ります。 19世紀生まれのエグバール・アーザルやターヘルザーデを知ってしまったら、 もう現代の古典声楽なんて聞けません。 スクラッチ・ノイズなどものともしない剛直な歌唱は、 現代の歌い手にはないスゴ味があります。 https://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2011-06-14...

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エグ味は旨味 デレブ・ジ・アンバサダー

アズマリ出身の歌手デレブ・デサレン率いる https://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2013-11-02 在オーストラリアのエチオ・ポップ・バンド、デレブ・ジ・アンバサダーが、 昨年に続き3度目の来日を果たします。 ホーンズを従えた生バンドによるエチオ・ポップは、 本場エチオピアでも、おいそれとは聞けるもんじゃありません。...

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ヒップホップ世代のコロゴ・パワー アユーネ・スレ

ダミ声の怪人キング・アイソバのバンドで、 ボール大のシェイカー、シニャカを振っていたアユーネ・スレのソロ・デビューです。 アイソバに劣らぬダミ声、というよりどら声でしょうか。 ユーモラスな歌い口に、いつしか頬もユルみ、笑顔にさせられるハッピーなコロゴです。 コロゴって、やっぱり現代のミンストレルですね。だって、辻芸人そのものじゃないですか。...

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コロゴの若きオピニオン・リーダー アタミナ

もう一人、コロゴのホープがいることを忘れちゃいけません。 キング・アイソバのガーナ国内ツアーで、前座を務めているというアタミナ。 コロゴの立役者を集めた話題のコンピレーション“THIS IS KOLOGO POWER!” で、 キング・アイソバをフィーチャーし、 ‘Ghana Problem (Mind Your Own)’ を歌っていた人ですね。...

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