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ポスト・ロック・ジャズ・トリオ ママル・ハンズ

おお、吹っ切れたなあ。 前作の“ANIMALIA” を聴いた時、大きくうねるリズムの上で、 サックスが雄大に歌う曲が何曲かあって、気に入っていたんですよ。 全編こんな感じでやってくれたら、良かったのにと思っていたんだけれど、 新作はまさに、そんな期待通りの仕上がりとなっていますよ。 マンチェスターのインディ・レーベル、ゴンドワナが送り出したママル・ハンズの新作。...

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ビルマ・ギターの名盤誕生 ウーティン

快挙です! 昨年、世界初のミャンマーのスライド・ギターのCDを制作した井口寛さんが、 http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2015-06-15 ミャンマー最高峰のギタリスト、ウーティンのソロ・アルバムを、 ついにものにしましたよ! いや~、カンゲキ。 昨年夏、井口さんと会う機会があり、その折に、ぜひ名手ウーティンのギターを...

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大人になったセクシー・アイドル マヤ・ディアーブ

フォー・キャッツ出身? あ~、あの歌のドヘタなレバノンのアイドル・グループね。 絵に描いたような「3日で飽きる」美人顔は、 アラブ版スパイス・ガールズ狙いのセクシー・アイドルらしいルックスであります。 メンバーが入れ替わり立ち代わり、15人ぐらい変わったはずのフォー・キャッツで、 結成時から解散まで在籍していたというのだから、グループの看板だったんだろうな。...

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ジルベルト・ジル86年東京ライヴのオリジナル盤

オリンピック、盛り上がっていますね。 開会式にはジルベルト・ジルにカエターノ・ヴェローゾ、 ウィルソン・ダス・ネヴィスも登場したんだそうで、 恥ずかしながら、見逃し三振のマヌケっぷりを発揮してしまいましたが、 ジルとカエターノが74歳という年齢を聞いて、あらためてショックを受けちゃいました。 え~、ジルって、もう70過ぎなのかあ。 う~ん、あらためて時の流れの残酷さを思い知らされるというか。...

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並外れた音楽家としてのスケールの大きさ リシャール・ボナ

リシャール・ボナの最高傑作“BONAFIED” から3年、新作はラテンです。 http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2013-04-30 ルイ・ヴェガのプロデュースで一躍有名になった、 カラカス出身のトップ・パーカッショニスト、ルイシート・キンテーロに、 その従弟であるロベルト・キンテーロ、そしてピアニストのオスマニー・パレデスに、...

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60年代フィリピンのノヴェルティ歌謡 シルヴィア・ラ・トーレ

第二次世界大戦前後のフィリピンで流行したクンディマン。 インドネシアのダンドゥットやタイのルークトゥンを聴き始めの頃に、 フィリピンにもなにか面白いポップスはないかと探して、出会った音楽でしたけど、 民俗的な味わいのほとんどない、ローマ・カトリック教会系のお行儀の良さは、 ぼくの求めるものではありませんでした。 19世紀スペイン統治時代の残り香を伝えるフィリピンの音楽には、...

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ツインテールの女子大生 キンポーパンチ

ミャンマーの伝統歌謡に、少女ブームきたる? メーテッタースウェに夢中になっているところに、新たなる少女が登場しましたよ。 その名も、キンポーパンチ。 語感がなんともユーモラス、なんて思うのは、 ミャンマーの人名に慣れていない日本人の勝手な感想ですね。ごめんなさい。 15歳だというキンポーパンチのCDは、今のミャンマーには珍しくジュウェル・ケース仕様で、 ディスクもRではなく、ぴかぴかの純正品。...

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アマリア・ロドリゲスの先輩ファド歌手 エルミーニア・シルヴァ

アマリア・ロドリゲスのディスコグラフィ本と一緒に買ったのが、 トラジソンのファド新シリーズ“MEMÓRIAS DO FADO” 全6タイトルのうち、 アルマンディーニョ、エルシーリア・コスタ、エルミーニア・シルヴァ、 フェルナンド・ファリーニャの4タイトル。 既発CDとほとんど曲はダブリなんだよなと思いつつ、 表紙のイラストがとってもカワイイ♡こともあり、観念して購入。...

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ぐらぐらファンク ネイオー

ネイオーことネオ・ジェシカ・ジョシュアは、 87年ノッティンガム生まれの、イースト・ロンドン育ちのシンガー・ソングライター。 十代半ばの頃は、地元イースト・ロンドンが発信地となった アンダーグラウンド・シーンのグライムに夢中になり、グライムMCに憧れることもあったとか。 その後、90年代のUKソウルの洗礼を受けてオールド・スクールなソウルに傾倒し、...

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生演奏のグルーヴみなぎるアフロ・ジャズ・ファンク ジャー・ウォブル

先行発売された日本盤を試聴して以来、 本国UK盤がリリースされるのを、首を長くして待っていました。 ジャー・ウォブルとインヴェイダーズ・オヴ・ザ・ハートのアルバム。 ひとことでいえば、「70年代アフロ・ジャズ・ファンク、以上!」に尽きるアルバムで、 特に付け加えることもない内容なんですが、過去の焼き直しと捨て置けないのは、...

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伝統をハミ出せ ヴィユー・カンテ

ギタリストより、アフリカン・ポップスのライターとして知られるバンニング・エアは、 00年にマリのギタリストにスポットをあてた音楽書とコンピレーションCD “IN GRIOT TIME : AN AMERICAN GUITARIST IN MALI” で有名になった人。 つい最近も、15年にジンバブウェのトーマス・マプフーモの評伝 “LION SONGS : THOMAS MAPFUMO AND...

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ジャズ新時代をリードしたエスビョルン・スヴェンソン E.S.T.

    以前ママル・ハンズの記事で、 「スウェーデンのエスビョルン・スヴェンソンを継ぐ人たち」と書き、 久しぶりにエスビョルン・スヴェンソン・トリオのCDを棚から取り出す気になりました。 http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2016-08-04 エスビョルン・スヴェンソンは、キース・ジャレットの影響下のピアニストという立ち位置から、...

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シャープでしなやか、豪胆にして繊細 タン・ニャン

エル・スールの原田さんから、無断リンクならぬ 記事アップを要求されてしまった、タン・ニャンの新作。 http://elsurrecords.com/2016/08/23/tan-nhan-thuong/ 彼女の13年作“YẾM ĐÀO XUỐNG PHỐ” を、 ヴェトナム版「ドラゴンフライ」とあちこちで持ち上げた手前、...

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蘇るソフィアタウン・ジャズ ムルンギシ・ゲガナ

カイル・シェパードの5月の来日に刺激を受け、 最近の南ア・ジャズって、どうなってるんだろうとサーチしてみたら、 ぽつぽつとではありますけど、いい作品が出ていたんですね。 21世紀の南ア音楽は、ガラパゴス化の傾向がますます強くなっていて、 ポップスもジャズもフォローする気が、正直ほとんど失せてます。 南ア・ポップの特徴をどんどん薄めるばかりの、...

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南ア・ジャズ<黄金時代>と<暗黒時代>の写真集2冊

写真好きの人なら、ジャズ・ミュージシャンを撮った写真集といえば、 エルスケン、ウィリアム・クラクストン、ハーマン・レナードといった写真家が思い浮かぶはず。 日本人なら、大倉舜二、中平穂積、阿部克自の写真集が良く知られていますよね。 それでは、南ア・ジャズの写真集はどうかというと、知る人は少ないんじゃないでしょうか。 で、ちょっと話題に取り上げたくなったのが、21世紀に入って出版された2冊の写真集。...

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ツァピキ日本初上陸 ダミリ

マダガスカル南西部トゥリアーラ地方が生んだツァピキが、ついに日本初上陸。 ツァピキといえば、亀井岳監督の映画『ギターマダガスカル』に 超絶ギタリストのテタが登場したのが記憶に新しいところですけど、 http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2011-11-21 http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2014-10-22...

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クロンチョン発祥の地から オルケス・クロンチョン・カフリーニョ・トゥグー

クロンチョン発祥の地トゥグーの名を楽団名に戴いた、由緒正しきクロンチョン楽団、 オルケス・クロンチョン・カフリーニョ・トゥグーの13年の新作。 ようやく1年越しで入手できました。 この楽団の録音を、初めてCDに収録したのが、 オーディブックの『クロンチョン入門』だったこと、覚えてます? もうずいぶん昔の話になりますけど、TV番組にも登場しましたよね。...

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カムバックしていたボサ・ノーヴァのヴェテラン セルジオ・アウグスト

セルジオ・アウグストが7月に来日してたんですって!? へー、知らなかったなあ。 去年も日本のボサ・ノーヴァ歌手のゲストとして友情出演したらしく、 2年連続で日本に来てたなんて、ますますオドロキ。 サンパウロを代表するボサ・ノーヴァのシンガー・ソングライター、 セルジオ・アウグストは、名曲“Barquinho Diferente” の作者として有名ですけれど、...

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猫カフェ トニーニョ・フェラグッチ

これぞブラジル人にしかできないジャズ、ブラジリアン・ジャズここにあり、ですね。 ドミンギーニョス亡きあとのブラジルを代表するサンフォーナ(アコーディオン)奏者 トニーニョ・フェラグッチの新作。 トニーニョ・フェラグッチは、サンパウロ出身ながら北東部や南部の地方音楽にも精通し、 MPB、クラシック、ジャズと八面六臂の活躍をしているミュージシャン。 この新作でソロ10作目を数えるそうですが、...

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7弦ギターとクラリネット アレサンドロ・ペネッシ

    レコード/CD棚にしまう時、ショーロのコーナーに入れるか、インストルメンタルに入れるか、 けっこう迷ってしまうブラジルの作品が多くて、頭を悩ませます。 ショーロ以外の器楽ものを、すべてインストルメンタルに整理しているわけではなく、 ジャズ・サンバはボサ・ノーヴァのコーナー、 フレーヴォはノルデスチのコーナーにいちおう分けているので、...

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