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サン・パウロのラージ・アンサンブル バンダ・ウルバーナ

う~ん、これは聴き逃していましたねえ。 ラージ・アンサンブルで聞かせるブラジリアン・ジャズの18年の傑作。 18年といえば、イチベレ・ズヴァルギに興奮しまくっていて、 こちらに気付かなかったのは、不覚でした。 https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2018-09-11 サン・パウロのビッグ・バンド、バンダ・ウルバーナの3作目。 バンダ・ウルバーナは、...

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グルーミーなロンドンのメランコリー アルファ・ミスト

ジャズ・ピアニストで、ヒップ・ホップのMCで、シンガー・ソングライターという、 いかにも今のロンドンを象徴する音楽家のアルファ・ミスト。 新作はアンタイからで、CDもちゃんと出るというので、楽しみにしていました。 前作も前々作も、CDは日本盤でしか出なかったもんなあ。 UKジャズ・シーンのど真ん中にいる人とは違い、 トム・ミッシュやジョーダン・ラカイといった音楽家との共演など、...

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アップリフティングなコロゴ アユーネ・スレ

キング・アイソバの相棒で、ガーナのコロゴ・シーンを賑わせる逸材、 アユーネ・スレのインターナショナルに向けた第2作です。 ヒップ・ホップ感覚に富んだコロゴを聞かせた18年の前作と路線は変わらず、 https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2018-10-09 さらにアユーネ流コロゴをブラッシュ・アップしたアルバムになりましたね。...

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野性と洗練の両立 ジュピテール&オクウェス

“KIN SONIC” から4年ぶりとなる、ジュピテール&オクウェスの新作です。 https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2017-04-07 毎回じっくりと時間をかけてアルバム作りをしている彼らですけれど、 今回も新たな展開をみせていて、前進を続ける頼もしさは相変わらずで、嬉しくなります。 今作は、ビースティ・ボーイズやジャック・ジョンソンを手がけた...

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アンゴラのポップス才人、発見 トトー・ST

    うわぁ、スゴイ上質なポップスをやる人じゃないですか。 アンゴラのシンガー・ソングライター/ギタリストのトトー・STの2作に驚かされました。 歌、楽曲、演奏と、三拍子揃ったクオリティの高さといったら! アンゴラといっても、センバやキゾンバとは無関係。 ジャジーな味わいもある、グルーヴ感溢れるコンテンポラリーなアフロ・ポップの作家で、...

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センバのコミュニケーター パウロ・フローレス

パウロ・フローレスのイキオイが止まらない。 創作意欲が湧き上がって、ほとばしるのを止められないといった感じで、 なにが彼をそんなに突き動かしているのか。 若手ラッパーのプロジージョと組んで、 エスペランサというプロジェクトを立ち上げたかと思えば、はや新作が届きましたよ。 https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2021-02-01...

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カビール・ロック/ファンクの大力作 タクファリナス

いぇ~い、タクファリナスの新作だっ! いったい、何年ぶり? 10年の“LWALDINE” 以来かぁ、どーしてたの? https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2011-06-20 やんちゃなポップ・スターらしいキャラ全開のジャケットに、 聴く前からいやおうにも期待が高まりましたけれど、 ディスク1の1曲目で、もう飛び上がっちゃいましたよ! いやー、嬉しいじゃないの。...

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ハリージその後 バルキース

    すっかりごぶさたとなっている、湾岸ポップスのハリージ。 もう4年も前のアルバムですけれど、イエメン系のUAE(アラブ首長国連邦)人歌手、 バルキース・ファティの3作目を買ってみたら、これがなかなかの力作。 ハリージ・ブーム真っ盛りの15年にロターナから出ていた前作を聴いて、 歌える人だなあと思っていましたけれど、 そのときは記事にしなかったので、一緒に前作の写真も載せておきましょうか。...

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パワー・ギター・トリオ デイヴ・ホランド

デイヴ・ホランドの新作が、 ギタリストのケヴィン・ユーバンクスと組んだトリオと聞いて、 ソッコー予約しましたよ。 なんせこの二人が共演した90年の“EXTENSIONS” は、 ぼくにとって生涯クラスのヘヴィ・ロテ盤。冬ジャズの定番アルバムとなっています。 https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2011-01-19...

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サルサとスウィング・ジャズの混在作 ルベーン・ブラデス

    おぅ、‘Paula C’ だっ! ルベーン・ブラデスの新作は、なんとルイ・ラミレスの78年作 “LOUIE RAMIREZ Y SUS AMIGOS” のオープニング曲の再演からスタート。 う~ん、懐かしい。当時この曲ばっかり何度も聴き返していた記憶があるんだけど、 やっぱ、いい曲だよなあ。ルベーン・ブラデスの魅力は、楽曲の良さだよね。...

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難民の歌 マリサ

エル・スール・レコーズで原田さんとおしゃべりしていて、差し出された1枚。 古色蒼然としたセピア色の写真には、湾岸の街並みと船首が写り、 一枚の女性歌手の写真が添えられています。 古典レンベーティカのリイシュー?と思ったら、「いや、これ新録なんですよ」と言う。 聴かせてもらうと、スミルナ派のレンベーティカやアナトリアの古謡を歌ったアルバムで、...

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ザ・ヴォイス・オヴ・レンベーティカ

ギリシャ歌謡の良盤探しは、原田さんに頼りっきりなんですが、たまには自力発掘を。 12年に出ていた、「ザ・ヴォイス・オヴ・レンベーティカ」という リイシュー・シリーズを見つけました。 初期レンベーティカの名歌手たちの選集となっています。 シリーズというわりには4タイトルしか出ていないんですが、 縦長のCDブック仕様で、50ページないし64ページのブックレット付という、スグレもの。...

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カトリックのハーモニーとカンドンブレのリズム オス・チンコアス

バイーア・ポップの名作が予期せぬ形でCD化。 オス・チンコアスは、バイーア、カチョエイラ出身のヴォーカル・グループ。 カンドンブレ由来の曲を、美しいハーモニー・コーラスで歌うという、 ユニークな個性を持ったグループで、 あとにもさきにも、彼らのようなグループが現れることはありませんでした。 彼らがもっとも輝いていた、70年のオデオン盤“OS TINCOÃS”、 73年のRCA盤“O...

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ブラジルのヒップ・ホップ開祖、降臨 タイージ

タイージ? なんかスゴイ懐かしい名前なんすけど。 ブラジルのヒップ・ホップの草分けといえるラッパーだよね。 80年代後半のサン・パウロで、DJウンとコンビを組み、 ヒップ・ホップの狼煙を上げた人ですよ。 名前は知っていたけど、ちゃんと音を聴いたのは、初めてかも。 そのタイージが17年に出したアルバムが、いまになってフィジカル化したそうです。...

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イチベレの日本人ファミリー・オルケスタ イチベレ・ズヴァルギ

イチベレ・ズヴァルギの18年作“INTUITIVO” は、 エルメート・パスコアールの未完成な音楽を高度に統合して、 ブラジル音楽史上、類を見ない器楽奏作品に仕上げた大傑作でした。 https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2018-09-11 あのアルバムに驚嘆してまもなく、イチベレがたびたび来日して、 日本人音楽家向けにワークショップを開いていることを知りました。...

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デンジャラスな才能 ジェイムズ・フランシーズ

とてつもないもん、聴いちゃった。 ブルー・ノートが送り出した新進ピアニスト、ジェイムズ・フランシーズの新作。 すんげぇーぞ、コレ。 ジャズ新世代のスゴさをまざまざと見せつける、トンデモ級の衝撃作です。 飛び出してくる音楽のハイブリッドさに、脳ミソが沸騰しました。 演奏されているのは、まぎれもなくジャズなんだけど、 ビート・ミュージックのようだったり、弦楽四重奏のクラシカルな演奏が出てきたり、...

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アヴァンギャルド・フォーク・ジャズ ジェイムズ・ブランドン・ルイス~レッド・リリー・クインテット

立て続けに買った2枚のフリー・ジャズのCDが、 どちらもウィリアム・パーカーが参加していて、こりゃまたなんという偶然か。 そうと知らずに買ったのは、ドポラリアンズの新作と、 ジェイムズ・ブランドン・ルイスの新グループ、レッド・リリー・クインテット。 ウィリアム・パーカーは、70年代ロフト・ジャズ・シーンに登場し、 その後セシル・テイラーやデヴィッド・S・ウェアとの共演で、...

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ファドの看板を下ろして アントニオ・ザンブージョ

あ、これなら聞けるわ。 ボサ・ノーヴァの歌い口でファドを歌うアントニオ・ザンブージョは、 こんな気持ち悪いファド、聞けるかよと、ずっと耳が拒否ってたんですが、 ボサ・ノーヴァに寄せたギター弾き語りの新作は、ぼくでもOK。 新作は『声とギター』という、ジョアン・ジルベルトのアルバムから借りてきたタイトル。 セルソ・フォンセカとか、最近使い回されることの多いタイトルですけれど、...

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コソヴォのタラヴァ テウタ・セリミ

    エドナ・ラロシに続き、また一人コソヴォの女性歌手のCDを入手しました。 https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2021-04-18 テウタ・セリミもエドナと同じプリシュティナ出身のシンガーで、エドナの3つ年上。 『ライヴ』を謳う09年作は、ライヴではなくスタジオ録音。 同じく『ライヴ』を題したエドナのアルバムはノン・ストップ形式で、...

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ソウェト蜂起を前にしたソウル・ジャズ ブラック・ディスコ

70年代の南ア・ジャズを中心にリイシューしているイギリスのマツリ・ミュージックが、 ブラック・ディスコの76年セカンド作をデジタル・リリースしたのは、 もう5年も前になるのか。 マツリは、レーベル発足当初はCDも作っていたけれど、 いまではデジタルかヴァイナルのみのリリースで、 CDはまったく出さなくなっちゃったなあ。 そんなわけで、このブラック・ディスコも、記憶の彼方になっていたんですが、...

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