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クレオールの誇り ジョー・ホール

    ザディコだけでなく、ケイジャンを含む 幅広いクレオール・ミュージックを身上とするジョー・ホール。 19年作の“AYE CHER CATIN” では、ジョーが弾くアコーディオンに、 ツイン・フィドル、ギター、ベース、ドラムスによるほがらかなグルーヴが、 なんともほっこりとしていて、田舎気分を味わえるアルバムでした。 ときどき調子ぱずれになる武骨なヴォーカルも、ほほえましかったなあ。...

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フジ声降臨 ティリ・レザー

    ジャケ写をチラ見して、ダメだ、コレと無視して、 長年試聴すらせずにいたという原田さんの気持ち、よーーーっく、分かります。 「ずっと聴きもしないで、ほったらかしてたんですけど、スゴいんですよ、この人」 と勧められ、第一声でドギモを抜かれました。 強烈にドスの利いた声。 こんな童顔の兄ちゃんが、これ歌ってんのか! マジで? 別人なんじゃないの!?...

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エチオピアン・コンテンポラリーR&Bの新星 ニーナ・ギルマ

いよいよエチオピアでも、アフロビーツ世代の登場ですね。 これまで発表したシングル3曲ではラップを披露していたニーナ・ギルマですが、 エチオピアで2月17日に発売されたデビュー作は、 ラッパーにとどまらず、シンガーとしての魅力をアピールしています。 まず聴く前から、ジャケットのヴィジュアルに感じ入っちゃいました。 欧米のポップスとなんら遜色のないデザイン・センスは、...

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伝統と現代を拮抗させて フェミ・ソーラー

ここのところずっと1年遅れで聴いている、ナイジェリア、ジュジュのフェミ・ソーラー。 前作“HIGHRISE” を記事にしたとき、すでに現地では本作“SPOT ON” が発売済。 https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2021-04-10 昨年のミュージック・マガジン6月号で、深沢美樹さんがレヴューされていて、...

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イニシエーションの催眠音楽 パペ・ンジェンギ

うわぁ、面白いアルバムを発掘してきたなあ。 オウサム・テープス・フロム・アフリカの真骨頂というべきディスカヴァリーですね。 ガボンの8弦ハープ、ンゴンビを弾き歌うパペ・ンジェンギが89年に出したカセット。 ンジェンギが弾くンゴンビに、相方のイヴォン・カセが口弓のムンゴンゴと 太鼓ンゴモを演奏し、女性コーラスとコール・アンド・レスポンスをするもの。...

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いつまでもオマーラ オマーラ・ポルトゥオンド

うわぁ、これは痛恨の聴き逃し案件であります。 キューバの名歌手オマーラ・ポルトゥオンドの18年作。 18年に聴いていたら、これ、ぜったい年間ベストに入れたなあ。 何が素晴らしいって、オマーラの歌唱ですよ。 録音時87歳というオマーラですけれど、 本作を聴いて、本当に大歌手だなあと、しみじみ感じ入ってしまいました。 というのは、みずからの老いに抗わず、強く声を張るなど、...

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ダンソーン神話時代のマタンサスを想って オルケスタ・ファイルデ

ダンソーンにヨワいんだなあ、じぶん。 8年前、ピケーテ・ティピコ・クバーノにボロ泣きして、 インスト演奏でこんなに泣けるものかと、自分でも驚いたんですけど、 https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2014-11-27 ダンソーンを聴くと、こみあげるものが抑えられなくなるみたいです。 そんなことをまた思い出させられたのが、オルケスタ・ファイルデなる、...

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ペパーミントのハーモニー ドゥオ・イリス

なんて清涼な音楽なんでしょう。 タンポポの綿毛が、風にのって舞うような軽やかな女声と その女声をやさしく包み込む男声が生み出すハーモニー。 その清らかな美しさに、思わず息を呑みました。 こんな洗練されたポップスが、キューバから出てくるんですねえ。 ダジャミ・ペレス・サンチェスとハビエル・ロペス・エリアスの男女デュオ、 ドゥオ・イリスのデビュー作。...

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無謀な憧れ ジョー・パス

ジョー・パスの『インターコンチネンタル』がCD化! うわー、めっちゃ懐かしい。ぼくがジャズ・ギターに憧れるきっかけになった、 青春の思い出のアルバムです。 日本盤ではとっくにCD化していたけれど、ドイツMPS盤のCDは、これが初。 いや、正確には、「初」じゃないんだけど、前にドイツで出た時は ジャケットが差し替えられていたので、 オリジナル・ジャケットどおりのCD化はこれが初なのですよ。...

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ハーモニカとフェンダー・ローズの饗宴 トゥーツ・シールマンス

    トゥーツ・シールマンスのハーモニカを初めて聴いたのは、 ポール・サイモンの“STILL CRAZY AFTER ALL THESE YEARS”(75)の A面最後に収められた‘Night Game’ でした。 この1曲にヤラれて、トゥーツのレコードを集め始めたんだっけなあ。 大好きなアルバムはいろいろあるんですけれど、 集めたての頃に買った76年の“LIVE 2”...

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知られざるアフガニスタン古典歌謡 ムハンマド・フセイン・サラハン

                ジャズやファンクのほか、アフリカやカリブ方面のリイシューを専門とするストラットが、 どういう風の吹き回しか、アフガニスタンのガザル歌手のアンソロジーをリリース。 これまでアフガニスタン古典歌謡のアーカイヴが世界に紹介されることなど、 皆無だっただけに、これは貴重な復刻と、思わず目をむきました。 ナシェナスという歌手は、今回初めて知りましたが、...

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お母さんが引き上げてくれた トロンボーン・ショーティ

なんていい写真! ストリートを練り歩くセカンド・ラインを眺める母と子のショットに感動して、 サンプル試聴もせずに買った、トロンボーン・ショーティの新作。 これがとびっきりの会心作で、もう嬉しいったら、ありません。 こういうのを、ずっと待ってたんだよー。 トロンボーン・ショーティの作品って、いつも優等生的というか、 きれいにまとめすぎていて、もっと破れたところが欲しかったんですよね。...

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歌謡ロッカーのミャンマータンズィン ミャンマーピー・テインタン

    ミャンマーの伝統ポップスのかつての盛り上がりも、今はどうなってるのか、 去年2月のクーデターによって情報は完全に遮断されてしまい、 まったくわからなくなってしまいました。 新作の入手はおろか、旧作含めCDの入荷が途絶されて、 すでに1年半以上が過ぎています。 市民に対する軍の残虐行為に、怒りをおぼえてなりませんけれど、 世間の関心がすっかりウクライナに移ってしまっていることも、気がかりです。...

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イノセントな伝統ポップ エーミャートゥー

今回のミャンマー入荷品で、真っ先に目に飛び込んできたのが、コレ。 誰だ、この見たことのない少女は、と。 すわメーテッタースウェ、キンポーパンチ、トーンナンディに続く、 伝統歌謡の新人登場かと、胸トキめいたわけなんですが、 いやぁ、その予感は大当たりでしたねえ。 その少女の名は、エーミャートゥー。 05年5月5日、エーヤワディ川沿いの都市ヘンザダの生まれで、...

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伝統歌謡とミャンマータンズィンの旧作 ソーサーダトン

    ミャンマー伝統歌謡の名花ソーサーダトンの旧作もありました。 ソーサーダトンのアルバムはかなりの数を持っていますが、 このアルバムは見おぼえがありません。 ミャンマーのCDで困るのは、制作年や発売年の表記がないことで、 手元に20枚以上あるソーサーダトンのCDも、 リリースの順番がよくわからないんですよねえ。 このアルバムも、ジャケットの容姿や声の若々しさから、...

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古き良きビルマ時代のラヴ・ソング コー・ミンナウン

ミャンマーCDを買う楽しさは、ジャケ買いにありますね。 今日びジャケットを睨んで、あてずっぽうに買うしかないほど、 事前情報がない音楽なんて、ミャンマー音楽くらいのもんですよ。 だからこそのワクワク感、情報洪水のネット時代ではなかなか味わえない、 半世紀近く前のアフリカ音楽を聴き始めた頃の冒険心をくすぐられます。 で、このCD、電子ピアノに向かう老人と、その脇に立つ初老の男を捉えたジャケット。...

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自由と民主のシンボル ウム・サンガレ

ノー・フォーマット!に別れを告げ、 古巣のワールド・サッキットに戻って新作を出した、ウム・サンガレ。 うん、それが正解だよね。 ノー・フォーマット!みたいなスカしたレーベルじゃあ、ウムの良さを生かせませんよ。 ノー・フォーマット!から17年に出した“MOGOYA” を、 ポンコツとまで酷評するのは、ぼくくらいなもんでしょうけど、...

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UKブラックのストーリーテラー コージー・ラディカル

やっぱ、声がいいよなあ。 このアルバム、聴き始めの頃は、 インパクト弱いかなあとか思ってたんですけどね。 つい何度も聴くうちに、結構気に入っている自分に気付いて、 ちょっと書いておこうかという気になりました。 グライム・シーンから登場した、ガーナにルーツを持つUKラッパー、 コージー・ラディカルの初フル・アルバム。 ざらりとした野太い声が、ぼく好みなんであります。...

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未来に開かれたジャズ コマ・サクソ

ウィ・ジャズというフィンランドのレーベル、面白いなあ。 年初め、リンダ・フレデリクソンのユニークな作品に感じ入ったんですけれど、 https://bunboni58.blog.ss-blog.jp/2022-01-23 続き番号でリリースされた、ベルリンで活動するスウェーデン人ベーシスト、 ペッター・エルドのユニットの新作が、これまた輪をかけてユニーク。...

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カタルーニャ発グローバル・ジャズ アルバ・カレタ・グループ

カタルーニャの小さな町アヴィニョから登場した、新進トランペット奏者のグループ。 小学校の音楽教師を母親に持つアルバ・カルタは、 18歳年の離れたジャズ・ギタリストの兄の影響からジャズに興味を持ち、 トランペットを演奏するようになったといいます。 カタルーニャではジャズを本格的に勉強する環境がなかったことから、 オランダへジャズ留学し、ハーグの音楽院で学びながら、自己のグループを結成、...

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