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奄美の俗謡うたい 盛島貴男

渋谷で宮崎県の神楽をたっぷり4時間味わったあとは、 下北沢に移動して、奄美の竪琴を聴く、週末の土曜日。 う~ん、なんて贅沢なダブル・ヘッダー。 奄美からやって来たのは、なんの前触れもなく、いきなりCDを出した御年65の盛島貴男。 里国隆の再来というべき、野趣あふれる歌声と竪琴は、 きれいに漂白された民謡ばかりの21世紀の日本に、...

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不思議のハレパ ジョハネス・モーララ

        奄美の竪琴で思い出したのが、南アフリカのジョハネス・モーララ。 あれは、96・97年頃だったかなあ。 ちょうど里国隆の未発表録音CD『あがれゆぬはる加那』が出てまもない頃に、 ジョハネス・モーララの95年作“MADI A MANABA” を聴き、ぶったまげたんでした。 南アに、里国隆みたいなのがいる~! びっくりして、そう大騒ぎしたくなるのも無理はない、ダミ声と金属弦の響き。...

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マルセイユの空を駆けるライ レダ・タリアニ

ライ健在を伝える好盤が、今年は続きますねえ。 アルジェ郊外エル・ビアール出身、80年生まれのレダ・タリアニ。 若手というより、そろそろ中堅どころといったポジションでしょうか。 ぼくが聴くのは08年作の“EL DJAZAIR” 以来なんですけれど、 声に逞しさが増して、ハレド・スタイルのやさぐれたコブシ回しが板につきましたねえ。 フランスのラップ・グループ、113との共演曲が大当たりしたり、...

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レッガーダ・パーティー チッピー・エル・ベルカニ

ライ好調の余波でしょうか、レッガーダの良作にも出会うことができました。 チッピー・エル・ベルカニ、まだ若そうなお顔立ちですけど、 立派なオッサン声で、女声の華やかなウルレーションに囃されながら、 キレのいいコブシを聞かせてくれます。 レッガーダは一本調子なアルバムが多いので、 曲単位では良くても、CD1枚通して聴くとアキがくるのが多いんですけれど、...

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ビート・センスの進化 エンパイア・オヴ・サウンド

ロバート・グラスパーやザ・ルーツに反応できない ヒップホップ・ジャズ鈍感者のワタクシには珍しく、 このグループはイッパツで気に入りました。 ジャズ新世代のカギを握る人力ドラムスのグルーヴが、キモチいいったらありません。 エンパイア・オヴ・サウンドは、フランス人ピアニスト兼作曲家と、 ノース・カロライナ出身のアメリカ人MCとが出会って誕生した6人組バンド。...

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フクルアディス・ナカティバブの最高作

    新作が出るたびに、うまいなあ、とウナってしまう、フクルアディス・ナカティバブ。 http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2013-10-05 今回もまた充実していて、彼女の最高作なんじゃないかと思うんですけれど、 先に買ったエチオピア盤の1・2・11曲目が、 曲の最後で突然ブツッと終わる、ヒドい編集ミスの不良品。...

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謎の初アルバム テラフン・ゲセセ

なんじゃあ、こりゃあ! とんでもないリイシューCDが登場しましたよ。 エチオピア黄金時代の名歌手テラフン・ゲセセの63年の初アルバム! 63年? 初アルバム?  エチオピア音楽事情に詳しい人なら、ほんとかよ、それ、と疑いますよね。 エチオピアで初の商業用レコードが出たのは、69年のこと。 アムハ・エシェテが立ち上げたアムハ・レコードから出た、...

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ヒップホップ世代のノーヴォ・センバ エディ・トゥッサ

    また一人、ヒップホップからセンバに転向したアンゴラの若手を見つけました。 その人の名は、エディ・トゥッサ。 前に書いたプート・ポルトゲース同じセンバ新世代で、 10年にデビュー作を、12年にセカンドをリリースしたところも二人は一緒で、 良きライヴァル関係にあるといえそうですね。 http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2015-10-23...

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イージー・リスニング・ヒップホップ サウンド・プロヴァイダーズ

エンパイア・オヴ・サウンドがすっかりお気に入りとなり、 ヒップホップをもう少し聴きたくなってしまいました。 ヒップホップ門外漢としてはかなりな珍事で、どうした自分? といったって、その方面はわずかばかりしか持ってないんですが、 十年ぶりくらいに棚から取り出したのが、サウンド・プロヴァイダーズ。 サン・ディエゴ出身のデュオ・ユニットであります。 ジャジー・ヒップホップっていうんですか?...

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たゆたうUKソウル ドーニク

いやあ、今年は大豊作だなあ。 大当たりの新作CDが続出して、次々と愛聴盤は入れ替わるし、 長年探し続けてきたレコードも網にかかるしで、嬉しい悲鳴の連続。 おかげでこのブログも話題に事欠かず、 ストックの記事がいつも5本ぐらい用意されてるんですれど、 最近ではそれが10本ぐらい溜まるようになってしまいました。 いっそ日刊にしちゃいたいくらいですよ。 急ぎでない記事は、つい後回しにしがちになるので、...

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ミネソタのソウル・サヴァイヴァー ウィリー・ウォーカー

    おぅ! ウィリー・ウォーカーの新緑! 奇跡の復帰作と話題になった04年作の“RIGHT WHERE I BELONG” も 素晴らしいアルバムでしたけれど、今作はそれを上回る仕上がりですよ。 今年のベスト・ソウル・アルバム、疑いなしでしょう。ジャケットもいいねぇ。 レトロ・ソウルなんかじゃないんだよね。ウィリーが歌うソウルって。 60年代にゴールドワックスやチェスに録音を残した、...

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あでやかなレー ジョムクワン・カンヤー

7月にジプシー・シーサコーンを取り上げましたけれど、 http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2015-07-09 またも女性歌手によるレーの新作が届きました。 タイでもマイナーな仏教歌謡レーの新作が続くなんて、珍しいですね。 今回は、中堅どころの実力派モーラム/ルークトゥン歌手のジョムクワン・カンヤー。 デビュー当初はグラミーに所属していたようですけれど、...

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トゥクロールのグリオ名門一家に生まれて アイダ・サンブ

わーい、またセネガルのウォント・リストから1枚、買い付けてもらえましたよ。 ここ数年セネガル盤がネット・ショップで買えなくなって、 手元のウォント・リストがどんどん溜まる一方だったんですけれど、 今年の春、とあるフランス在住の日本人女性が買い付けてくださって、 十数枚近く手に入れることができたんでした。 リストの残りは、引き続きエル・スールの原田さんに探索をお願いしていたんですが、...

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男前のチャルガ グロリア

ひさしぶりに聴いたチャルガのトップ・スター・シンガー、グロリア姐さん。 あいかわらず絶好調ですねえ。この13年作が新作と思って買ったら、 後になって、この次のアルバムが今年出ていることを知りました。 グロリアの本名はガリーナ・パネヴァ・イヴァノヴァ。 ドナウ河の真珠と言われるブルガリア北部国境の港町ルセの出身で、 ルセの対岸にはルーマニアの都市ジュルジュがあります。...

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躍動感溢れるチャルガ ロクサナ

どっひゃー、すんげえー。ハンパない、この吹っ切れっぷり。 美少女アイドルふうなジャケットからは、とても想像つかないヘヴィーなサウンドが飛び出します。 立て続けのチャルガで恐縮でありますが、いや~、いいなあ、このわかりやすさ。 バルカン・ブラスぶりぶり、ロックなドラムスがどがすか、ギターはぎゅわん、ぎゅわん、 歌謡ポップ・フォークここに極まれり、って感じですねえ。...

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黒いたてがみのライオン アブドゥ・キアル

    のっけからコブシを気持ちよく回しながら、ハレバレとした歌声で エチオピアン・レゲエを歌うアブドゥ・キアルの新作。 これまでレゲエやってる人というイメージが強くて関心がなかったんですけれど、 新作を聴くと、たしかにレゲエも数曲やっているとはいえ、 レパートリーの中心は、5音音階のアムハラ民謡調の曲なども含む、 コンテンポラリーなエチオピアン・ポップとなっていました。...

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カーボ・ヴェルデの乾いた情感 ルーラ

すっかり島の娘になりましたねえ。 リズボン生まれのルーラですけれど、 前作でカーボ・ヴェルデ人としての立ち位置を明確にして、 アフロ・ズークのポップ・シンガーというイメージを完全に払拭しました。 http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2010-10-01 「遺産」と題した新作は、前作の路線を踏襲した作品となっています。...

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マラヴォワ初代リーダーのソロ作 マノ・セゼール

ええっ、マノ・セゼールのリーダー作 !? ソロ・アルバムって、これまでにあったっけか? 覚えないなあ。ひょっとして、これが初ソロ作品かも。 新作カタログに載っていて驚かされた、 69年マラヴォワ結成当初のリーダーでヴァイオリニストの、マノ・セゼールのアルバムです。 ラスト1曲をのぞき、全曲インスト。 ヴァイオリン2台、チェロ、ピアノ、ベース、パーカッションの6人編成。...

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田舎のビギン ギイ・ヴァドリュー&オタンティック

カリの『ラシーヌ』を愛するファンには、たまらないアルバムですね。 クラリネットやトロンボーンの伸びやかな演奏とともに、 バンジョーのコロコロとした響きが、田舎のビギンといったムードをまき散らします。 お懐かしや、ギイ・ヴァドリュー。 70年代から活躍するマルチニークのトロンボーン奏者です。 ハイチのコンパがフレンチ・カリブを席巻していた70年代に、 カダンスで対抗しようとしていたマルチニークで、...

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サンパウロ・ジャズの才人 ギリェルミ・リベイロ

ブラジルのハーモニカ奏者ガブリエル・グロッシとのコンビで、 ぼくにはとてもなじみのあるピアニスト、ギリェルミ・リベイロの新作。 http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2014-11-05 エレガントで整ったピアノは、実に端正でお行儀がよく、 う~ん、これまたノーヴォス・コンポジトーレス一派というか、 イマドキのジャズかな、なんて思いながら聴き進めていくと、...

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